リード C
定数 アボガドロ定数 N = 6.0×1023/mol
103, Ag=108
例題 14 溶解度
硝酸カリウム KNO3 の水100g当たりの溶解度と温度との関係をグラフに
85×4=340
示した。次の(1)~(3)の各問いに答えよ。
(1) 50℃の水400g に KNO3 は何gまで溶けるか。g
指針 溶解度はふつう, 溶媒 100g に溶かすことがで
きる溶質の質量 [g] で表す。 すなわち, 溶媒 100g で
飽和溶液をつくると, その質量は (100+ 溶解度の値)
[g] となる。
解答 (1) グラフより50℃の水100g に KNO3 は 85
g溶ける。 よって, 水400g gに溶ける質量は,
400g =3.4×102g圏
第4章 物質量と化学反応式 53
(2) 30℃の水 50g に KNO3 を 11g溶かした水溶液を冷やしていくと、 何℃
で結晶が析出し始めるか。
(3) 60℃の水100g に KNO3 を 80g 溶かした水溶液を20℃に冷却すると,
結晶は何g 析出するか。
85 gx 100g
<->79
100
79. 溶解度 塩化カリウム KC1の水 100g当たりの溶解度と温度との関係
をグラフに示した。
溶解度[g/100g]
80
60
40
20
0
0.10 20 30 40 50 60 70
温度 [℃]
(2) 水 50g に KNO3 を 11g 溶かした水溶液は,水
100g に KNO3 を 22g 溶かした水溶液と濃度が
同じである。 この水溶液を冷却すると10℃で
飽和溶液になり、これ以上温度を下げると結晶
が析出する。
10°C
(3) KNO3 は、20℃の水100gに32g しか溶けな
いから, 析出する結晶の質量は,
80g-32g=48g
解説動画
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