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メンデルが行った遺伝の規則性に関する実験について調べ学習をした。次はそのレポートの一部
である。あとの問いに答えなさい。
【メンデルについて)
メンデルは, 形質の伝わり方を調べる実験を1856年から8年間にもわたって行い,遺伝の規
則性を見いだした。1865年に学会で発表し,翌1866年に論文「植物雑種の研究」をまとめた。
【エンドウが選ばれた理由)
0.8
04
生育期間が短く, 栽培が容易だから。
代を重ねても不変で, 確実に識別できる対立形質があるから。
図1
めしべおしべ
*図1のように, おしべとめしべが花弁でおおわれていて, 自然
の状態ではほかの花の花粉が入ることがなく,( I )受粉し
花弁
て育つから。
【メンデルの実験の一部)
AA
がく
エンドウの花の断面
【実験1] 丸い種子をつくる純系のエンドゥ(親:遺伝子の組み合わせを
図2
AAとする)の花粉を,しわの種子をつくる純系のエンドゥ(親:遺伝子
の組み合わせをaaとする)のめしベに受粉させたところ, 図2のように,
丸い
種子
(親)
しわの
ある
種子
(親)
すべてx丸い種子(子)をつけた。
A AaAa
受粉
[実験2] 実験1でできた丸い種子(子)をまいて育てた253株から, y丸
A Aa Aa
い種子(孫)が5474個, しわの種子(孫)が1850個できた。
【実験3] 実験2でできた,丸い種子(孫) としわの種子(孫)のうちゃ丸い
種子(孫)だけをまいて育てた565株について調べたところ, 193株には
すべて丸い種子(子)
z丸い種子(ひ孫)だけができ, 372株には同時に丸い種子(ひ孫) としわの種子(ひ孫)が( II )
の数の比でできた。
(1) 文中の( I
)にあてはまる語句を書きなさい。
Aa
A 44 Aa
a faaa
けが現れる。このときに現れる形質を, 現れない形質に対して何といいますか。
AA
Aa px
AO
ADa
A
A9A
Aa
(2) 下線部Xのように, 異なる形質をもつ純系どうしをかけ合わせたときに, 子には一方の形質だ
(3) の対になっている遺伝子が別々の生殖細胞に入る法則を何といいますか。また, ②実験1で用い
た花粉の生殖細胞の遺伝子の記号を A, a の記号を用いて書きなさい。
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(4) 下線部Y, Zの丸い種子の遺伝子の組み合わせを, 次のア~オから1つずつ選び, 記号で答えな
さい。ただし, 同じものをくり返し選んでもよい。
298
ア AAのみ
イ Aa のみ
6:4:372:ズ
ウ AA:Aa=D1:1
エ AA:Aa=1:2
オ AA:Aa=1:3
6x =(488
ズ 248
(5)文中の(
)にあてはまる数の比をもっとも簡単な整数で書きなさい。
6:
3: