最少培地に加
えたアミノ酸
ると,最少培地では生育できないが特定のアミノ酸を与えると生育できる栄養要求株
(突然変異株) が得られる。 そのうち, アルギニンを与えると生育するものをアルギニ
ン要求株という。 アルギニン要求株はI型, ⅡI型 ⅢI型の3種類あり, 3種類の株に
異なる栄養素を与える実験の結果から, アルギニンの合成過程は次のようになる。
野生株
アルギニン要求株‥
I型
Ⅱ型
II型
+ : 生育する
なし
+
T
T
オルニ シトル
チン
リン
+
+
T
: 生育しない
+
+
+
アルギ
ニン
+
+
+
前駆物質
+
酵素 A
アルギニ
ン要求株
I型-
Ⅱ型
II型
| アルギニン要求株と遺伝子
遺伝子 A
オルニ
チン
·X
酵素 B
伝情報の発現 05
遺伝子 B
OXO
シトル
リン
酵素 C
アルギ
ニン
遺伝子C
XOO
○正常な
遺伝子
× 異常な
遺伝子
第4章
遺伝情報の