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1 | 物質と化学変化
11 水溶液の性質に関する実験を行った。 図は物質Aと
物質Bの溶解度曲線である。
<富山>
〔実験1]160℃の水200gを入れたビーカーに物質A
を300g加えてよくかき混ぜたところ, 溶け
切れずに残った。
2 ビーカーの水溶液を加熱し, 温度を80℃
まで上げたところ, すべて溶けた。
3 さらに水溶液を加熱し、沸騰させ、水をい
くらか蒸発させた。
100gの水に溶ける物質の質量
250
の 200
150
100
50
0
20
30 40
60
水の温度 [℃]
物質 A
物質B
4 水溶液の温度を30℃まで下げ, 出てきた固体をろ過で取り出した。
[実験2] 1 新たに用意したビーカーに60℃の水200gを入れ, 物質Bを溶けるだけ加えて飽和水溶液をつ
くった。
2 1の水溶液の温度を20℃まで下げると, 物質Bの固体が少し出てきた。
□(1) 実験1の2で温度を80℃まで上げた水溶液にはあと何gの物質Aを溶かすことができるか,図を参考
に求めなさい。
[
□ (2) 実験1の4において, ろ過で取り出した固体は228gだった。 実験1の3で蒸発させた水は何gか, 求
めなさい。 ただし, 30℃における物質Aの溶解度は 48g である。
]
□(3) 実験1の4のように一度溶かした物質を再び固体として取り出すことを何というか, 書きなさい。
図1
80 100
]
X+
□ (4) 実験2の1の水溶液の質量パーセント濃度は何%だと考えられるか。 60℃における物質Bの溶解度を
39gとして, 小数第1位を四捨五入して整数で答えなさい。
[
]
□ (5) 実験2の2のような温度を下げる方法では,物質Bの固体は少ししか出てこない。 その理由を「温度」,
「溶解度」 という言葉をすべて使って簡単に書きなさい。
[
O
]
類題 千葉,神奈川,愛知B,滋賀,長崎
2② y さんは,調理実習で行った, 本みりんを加熱してエタノールを蒸発させる「煮切り」に興味をもち,次
の実験を行った。
〈山口〉
〔目的〕 本みりんを蒸留して取り出された液体の密度」を測定することで,エタノールが取り出される様子
を調べる。
〔実験〕 12cmの位置に, 油性ペンで印をつけた試験管を6本用意し
た。
2 本みりん30cmを測り, 枝付きフラスコに入れた。
3 ガスバーナーの炎を調節し, 図1のように, 本みりんを加熱
した。
温度計
一枝付きフラスコ
印をつけ
試験管