問3 放射性同位体が放つ放射線には α 線, β線などがあり, α線を放出する変
化をα, β線を放出する変化をβ壊変という。 α 壊変1回につき, 1個
の放射性同位体の原子核から, ヘリウムの原子核 (陽子2個と中性子2個から
あなる) が1個放出される。このヘリウムの原子核の流れが α 線になる。 したが
って,放射性同位体がα壊変を1回起こすと, 原子番号が
が
する。
イ
し,質量数
-1.
また,β壊変1回につき、1個の放射性同位体の原子核中の中性子1個が陽
子1個と電子1個に変化し,生じた陽子は原子核中に残るが,生じた電子は原
子核から放出される。 問2でも述べたように、この電子の流れがβ線になる。
したがって, 放射性同位体がβ壊変を1回起こすと, 原子番号がエ
する
が,質量数は変化しない。
+1
放射性同位体の中には α壊変やβ壊変を何回か繰り返して、他の安定な
原子に変化するものがある。 次の問い (ab) に答えよ。
H
~
I に当てはまるものとして最も適当なものを,次の
①~⑧のうちから一つずつ選べ。 ただし, 同じものを繰り返し選んでもよ
a
空欄
イ
い。
イ
15
56
ウ
16
38
H
17
① 1増加
②2増加
③3 加
④ 4 増加
⑤ 1減少
⑥ 2減少
⑦ 3 減少
⑧ 4減少