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特性Aの母比率が』である十分大きな母集団から,大きさんの無作為
標本を抽出し,それらに対して, X, X2, ・・・・・・, Xn の値を次のように定
める。
特性Aをもつとき
X=1.
特性Aをもたないとき Xk=0
(k=1, 2, ......, n)
2,......,n)
このとき,T= X +X2+・・・・・・+X を考えると, Tは大きさn の標本
の中で特性Aをもつものの個数を表す確率変数であり,二項分布
B(n, p) に従う。
10
n
また,標本平均 X=T
=は,特性Aの標本比率Rを表す。
よって, q=1-p とすると, nが大きいとき,Tは近似的に正規分布
T
N(np, npg) に従う。 このとき,R
は近似的に正規分布
n
npq
2
N(m, mpg) すなわち N(p,
すなわちN(か
pg
に従う。
n
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このことから, 次が成り立つことがわかる。