問7 日本の今後の財政の在り方をクラスで発表した生徒Xと生徒Yらは, 日本の
財政状況について国民の関心と理解を高めることが重要だと述べた。 これにつ
いて他の生徒から, 「財政再建は確かに長期的には必要だと思いますが、 現在
のように景気が低迷している時期に,プライマリーバランスの問題を重視する
ことをX,Yらはどう考えますか」との質問が出た。 これに対しXとYらは,
日本が財政の健全化を目指す理由を説明した。 次のノートはそのメモである。
高度経済成長期や安定成長期, バブル経済の時期にも日本は国債を
発行し続け、税収を上回る規模で一般会計予算を組んできたことは事
実です。 日本の景気が低迷している時期にプライマリーバランスの問
題を優先する必要はないのではないか、という考え方もあります。
ア
しかし、現在の日本の財政状況は世界でも最悪の水準にあり,この
状況が続くならば, 将来世代に深刻な悪影響をもたらしかねません。
イ
このような理由からやはり, 国民は日本の財政に関わる問題に関心
を持ち, その解決のために国民的議論を高めていく必要があると, 考
えます。
ノートの空欄 ア では, 「日本の財政再建には必ずしもこだわらない立
「場」を,空欄
では,「日本は財政再建に向けてプライマリーバランス
の黒字化を目指すべきとする立場」を, それぞれあげることにした。 空欄
ア には次ページの①か②空欄 イ には次ページの③か ④が入る。
空欄 ア
•
イ に入る記述として最も適当なものを, 次ページの①~
④からそれぞれ一つ選べ。
ア に当たる文章
→
30
イ に当たる文章 →>
31