✨ ベストアンサー ✨
〉胸腺で選択されたT細胞
ダブルセレクション後ということですよね?
〉免疫反応後に
免疫反応後というのがよくわからないのですが、
異物の侵入などの免疫応答が終了した後ということでしょうか?
そうであれば、記憶細胞が認識する抗原をお尋ねということでしょうか?
なるほど。
ざっくりとT細胞の成熟について回答しますね。
骨髄で発生した前駆細胞が胸腺に遊走し、
胸腺上皮のMHCに提示された自己成分をTCRが認識するかどうかが第1段階の選択。
ポジティブセレクション、正の選択です。
このとき、MHCクラスⅠ、クラスⅡ、どちらを認識するかで、
今後の分化が決まります。
(MHC拘束性と言います)
次に、同様に胸腺上皮細胞のMHCや樹状細胞のMHCに提示された自己成分やと強く反応するものが除去されます。
これが第2の選択。ネガティブセレクション、負の選択です。
この負の選択をくぐり抜けてしまったものは、自己免疫疾患を起こす遠因となりますが、
その点は今回は省きます。
さて、2つの選択を通過したもののみ、胸腺を卒業します。
分化したT細胞は、樹状細胞などの抗原提示細胞からのMHCクラスⅡの情報は、CD4+のT細胞、いわゆるヘルパーT細胞が受容します。
その後、Th1,Th2,T17など、多様な分化先があり、分化した細胞種に応じて、特定のインターロイキンなどを分泌します。
MHCクラスⅠからの抗原提示は、CD8+のT細胞、いわゆるキラーT細胞が受容します。
ウイルス感染や、ガン化などのペプチドが提示されていると、その細胞はアポトーシスします。
おおまかには、こういう感じです。
とても分かりやすいです!
ありがとうございました
また調べても分からないことがあったら
お尋ねしたいのでよろしくお願いします!!
ご回答ありがとうございます
色々混乱してわからなくなってしまっていまして
胸腺でのT細胞の選択でどのような事が起きるか
また選択されたT細胞はのちの免疫反応でどんな抗原を認識するか
という問題の答えがわからずにいます。
よろしくお願いします