国語
中学生
解決済み

国語中3の春にはどのように読みたいかというので、
〜を表現するために〜を意識して読みたいと問で全然思いつきません。皆さんならどう答えますか?参考にしたいのですが

回答

✨ ベストアンサー ✨

この詩の語り手(話者)は、一人称人物「ぼく」です。「ぼく」の気持
ちになって、「ぼく」の気持ちになったつもりで音声表現していくとうまく
いくでしょう。
  「ぼく」は、読者である6年生と同じ心理感情状態か、近接した心理状
態か、です。子ども達は「ぼく」の気持ちと一体になって、一体となろうと
して音声表現していくことでしょう。「ぼく」に同化して音声表現していく
指導を心がけていきましょう。
  この詩は、「ぼく」の心理感情状態を吐露しています。「ぼく」の不確
かではあるが、なんとはなしにうずきあがってくる心の中の揺れ動きと複雑
な気持ち、その内面世界をコトバ化して表現しています。
  この詩は、「ぼく」の内言です。心内語です。独白です。告白です。ひ
とり言です。音声表現するときは、不確かな、ぼんやりした思春期の心の中
のうずき、エネルギーの流れみたいな心の中のうずき、それをコトバ化し
て、コトバですくって、コトバで引き上げて、コトバの入れ物に入れて、な
んとはなしにこういう気持ちがある、こんな気持ちもある、あんな気持ちも
ある、と述べたてています。そうしたコトバをつむぎだして述べたてている
音調で音声表現していくようにしましょう。

  四つの「この気もちはなんだろう」の繰り返しは、語頭で転調して読み
出していきましょう。明るく起こして、明るく立てて、気分を変えて、明る
い声調にして読み出していきましょう。
  「この気もちはなんだろう」の「なんだろう」は、自問している言い方
です。つづく次の詩句から、こんな気持ちだ、こんな気持ちもある、と自答
していってます。「なんだろう」は、自分自身に問いかけているように、自
分自身に質問しているような音調で音声表現していきます。

  こんな気持ちだ、こんな気持ちだ、と自分で答えを出している文章個所
は、ひとつながりの意味内容に気をつけて音声表現していきましょう。
「目に見えないエネルギーの流れが/ 大地から/ あしのうらを伝わって//
 ぼくの腹へ/ 胸へ/ そうしてのどへ/ 声にならないさけびとなって/ 
こみあげる/// 」は、途中で小さく区切りつつも、全体としてはひとつな
がりの息づかいにして読まなければなりません。

「枝の先のふくらんだ新芽が心をつつく」は、意味内容ではここの文末でひ
とまず終了しています。この文末で終了する息づかいで音声表現しましょ
う。

「よろこびだ// しかし/ かなしみもある/// 」
「いらだちだ// しかも/ やすらぎがある/// 」
「あこがれだ// そして/ いかりがかくれている/// 」
  これら3行は、それぞれの三行はひとつながりとして終了しています。
が、レトリック(修辞技法)としては対句表現になっていて、それぞれが並
置して対応・照応するように、ひとつにまとまるように、そんな気持ちをも
込めて音声表現していかなければなりません。

  ですから、この詩全体を音声表現する前段階としては、「どのつなが
りはひとつながりになっているか、どこをつなげ、どこで終了する息づかい
にするか」を話し合っておく必要があります。どの行と、どの行はつながっ
ているか、どの行で終了する息づかいで(言い納める息づかいで)音声表現
するか、こうした区切りをはっきりさせてから音声表現の練習をしていくよ
うにします。小さく区切って読んでいってもよいですが、終了の息づかいはきち
んと言い納める音声表現にすることが大切です。

さーちゃん

こんな長文!!!!
細かくありがとうございます!
この文を見ながらプリント解いていきます

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