ポイントは「南北戦争」だと思います。
アメリカはイギリスから独立し、より良い国を作ろうと頑張っていました。
しかし、対立が生まれてしまいます。
アメリカ北部の州は奴隷制度に批判的で、工業を中心とした産業を行っていました。(政党→共和党)
アメリカ南部の州は奴隷制度に肯定的で、綿花などのプランテーションを主要産業としていました。(政党→民主党)
両者は長い間論争しましたが、最終的には戦争になってしまいました。(南北戦争)
北部は工業により、経済的に余裕があったため、住民にタダで土地を与えるという「ホームステッド法」を公布し、住民に参加を募り、戦力を高めました。
そして、ついにリンカーンにより、「奴隷解放宣言」が発表され、南部は降伏し、奴隷制度を諦めました。
さて、本題ですが、南北戦争以前から、アメリカ人は領土を拡げるため、西部に開拓を進めていました。
この開拓者精神「フロンティアスピリット」はアメリカ人の国民性や勤勉性、たくましさを象徴するようなものでした。
南北戦争後には以前よりは国内の団結が強まり、アメリカはますます発展の道を進んで行くことになります。
1869年には、アメリカを東西に結んだ「大陸横断鉄道」が開通し、人・資源などが盛んに行き来することになり、工業化がたちまち進んで行きます。
基本的に、農業から工業が中心になると、国は発展します。
南部がプランテーションをやめたことで、より工業中心になり、現在に繋がるような発展が起こったのです。