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先進国、先進地域は、農業就業人口率が低いのが常です。産業が高度化し、小さいコストで大きな利益を生むシステムが確立されているから先進国になったという方が正しいでしょう。ですから第3次産業就業人口率が最も高く、第2次産業就業人口率がそれに次ぎ、農業を含む第1次産業就業人口率は1割未満なのが普通です。アジア、アフリカ、北アメリカ、南アメリカそれぞれの地域内で先進国、先進地域の人口がどれほどを占めるだろうかと考えたときに、アフリカが最も農業人口比率が高そう、北アメリカが最も低そうというのは予想できるはずです。一方、耕地1㏊当たり穀物生産量というのは、土地生産性を表すデータです。土地生産性は先進国、先進地域ほど高くなります。集約度が高く(最新で良質な肥料・農薬・品種・農業機械・温室等の設備が豊富に費やされている)、一農地の規模も一農家の経営規模も大きい農業ほど土地生産性は高いからです。新大陸やフランスの農業と比べると日本や韓国などアジアの先進国は経営規模が小さいということは知っておきましょう。
アフリカには基本的に先進国はありません。時に南アフリカ共和国が先進国として分類されることがあります。アジアは日本、韓国、シンガポールが先進国です。香港、台湾も入りましょうか。これらに次ぐ中進国とも言うべきタイやマレーシア、インドネシア、中国も頭をよぎるでしょうが、あくまで人口を考えると中国、インドだけで28億人、インドネシア、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ベトナムを加えれば36億人ですから、先進地域の人口比はそんなに高くないと考えなくてはなりません。南北アメリカ大陸は経営規模が大きく農業技術も低くないと考えられます。特に北米は世界一の先進国米国とカナダで3億6千万ですから、中進国メキシコの1.3億と豊かではない中米諸国が入っても4地域の中では最も先進地域の占める割合は高そうですよね。
したがって①アフリカ②アジア③南アメリカ④北アメリカということになります。

ゲスト

とても細かく説明していただきありがとうございます!

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