白文攻略の鍵は返読文字にあります。「未」「非」「有」「無」「将」、また使役の「使」などです。白文に出会ったらまっさきに返読文字を探してください。ない場合は順番が複雑化することは少ないので意味から推測できるはずです。
この白文を例に私が考える順番を説明させてください。まず前半は、「無」があることから「口無し」という言葉が出てきます。主語は埋まっているので「天」は場所として訳し、「天に口無し」としておきます。
次に後半に移ると、「使」は「言」という動詞と「人」という使役対象があることから使役の用法と判断できるので、「人に言わしむ」と書き下します。
最後に、『天に口が無いこと』と『人に言わせること』の関係を考えると、「ので」つまり順接なので、「天に口無ければ、人に言わしむ。」という書き下し文が完成します。(解答どおりかちょっと不安)
返読文字に注目するだけでもかなり楽になるので色々覚えておいて損はありません(*´∀`)