シンプルに説明すると、
貿易とかの差額の利益こそが国の利益になり商人の利益ともなるということですね。
例えばヨーロピアンが香辛料を直接手に入れたかったのはそこにあります。最初はイスラム商人を通して買っていたので利益は少なかったのですが、バスコ・ダ・ガマがインド航路を発見した大きな功績の一つはそれが要因です。直接手に入れることは、現地で安く買い、ヨーロッパで高く売ればその差額により、莫大な利益を得られたわけです。
ちなみに重商主義はヴェニスの商人でも言及されていましたね。
回答
「富とは金(銀、貨幣)であり、国力の増大とはそれらの蓄積である」とする思想です。分かりやすく言うと、国を大きくするために金集めよう!という思想です。16~18世紀前半のヨーロッパ絶対主義時代に採用されました。重商主義は主に2つに分けられます。
1.重金主義
貴金属のみを国富として、その対外取引を規制して流出を防止し、同時に対外征服や略奪、鉱山開発をおしすすめること。
2.貿易差額主義
輸出の奨励と拡大で貿易を振興して国内産業を保護・育成し、その差額で国富の蓄積をめざすこと。特にイギリスは行っていましたね。
これらの重商主義と土地囲い込みによって生まれた資本の蓄積と余剰労働力が産業革命につながっていくという訳ですね
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