世界史
高校生

ドルショックについての質問なのですが、
ドルショック時にドルと金の兌換が停止されたことを金本位制の廃止と述べるのは正しいのでしょうか?

私、受験生なのですがニクソンショックについて、とある大学の論述問題でドルと金の兌換停止を金本位制の廃止と表現したところ点数が入りませんでした。

アメリカ 経済 ドルショック 戦後

回答

ニクソン=ショックではおっしゃる通りベトナム戦争等の影響からドルと金の交換が廃止された結果、ドルの価値が下落しました。これによりブレトン=ウッズ体制が崩壊しました。

論述のポイントは金本位制とブレトン=ウッズ体制が「=」ではないということです。

ブレトン=ウッズ体制
→第二次世界大戦後の不況から成立、
アメリカの金保有量からくるドル紙幣の安全性から、各国の貨幣レートをドルに対するものとして固定。
(例をあげれば、1ドル=100円で固定、日本が不況になったり、金が無くなったりしても1ドルは100円のまま)これにより、各国の貨幣価値を安定させました。
これを固定為替相場制といいます。

金本位制
→各国の金保有量により貨幣価値を決める。
(例、日本は元々1ドル=100円だった、しかし、日本の不況から円を金に交換する人が増え、金保有量が減ると貨幣価値は低下1ドル=80円になる)これは変動相場制と言います。(現在も金本位制ではありませんが、変動相場制をとっています)

わかりにくかったらごめんなさい🙏

とりあえず回答を作るのでしたら

「アメリカではドルと金の交換が廃止されたことで、ドルの価値が下落し固定為替相場制によるブレトン=ウッズ体制が崩壊した」でしょうか?

模範解答等と照らし合わせてみてください。

つばさん

補足ですが、例はあくまでわかりやすくするためのものです、実際は1ドル360円かなんかで取引されてたはずです^_^

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