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明治時代の開拓使 官有物 払い下げ事件ってなんですか???
教えてください!お願いしますm(*_ _)m

回答

✨ ベストアンサー ✨

回答がまとまり過ぎて難しかったので、自分からは噛み砕いた易しい解説をしますね。

長いので興味なければ読まなくても大丈夫。

開拓使 = 明治政府の中にある、北海道を開拓する機関。税金で運営されてる。

開拓使官有物 = 開拓使の持っている土地や施設のこと。

当時の開拓使のリーダー(黒田清隆)が

この「開拓使官有物」の一部を

自分の仲良しのビジネスマン(五代)にめっちゃ安く売ってあげようとしてたんです。

これに国民が激怒して中止になった、という事件。

どうして国民が激怒したんですかね?

開拓使官有物って、具体的には農園とか工場とかがあったんですけど、

これって政府の物だから当然、国民から集めた税金で作られてますよね。

実は、 1400万円もの税金をかけて作られてたんです。これ、現在のお金でいうと 3000億円くらい!

国家予算(日本が1年間で使うお金)の4分の1!

すごい大金じゃない?

これを仲良しビジネスマンにいくらで売ってあげたと思いますか?

93億円です。 つまり、2907億円引きってことです。

めっちゃお安い!

こんなのおかしいですよね?

国民が頑張って納めた税金が 偉い人のお友達の手に渡ってるようなもんです。

これ大炎上ですよ。

大炎上したのでこの払い下げは中止されましたが、それでも国民は怒っていたので政府は2つの事をします。

① 国会を開くことを国民に約束する。

② 開拓使の中の悪いヤツをクビにする。

① は、国民にごめんなさいの気持ちを込めてやったことですね。

国民は日本政府が国会を開くことを望んでいたので。

② も当然やらないといけませんよね。だって、悪いヤツがそのまま残ってたらまた同じようなことが起こっちゃうんだもん。

なので、この事件の犯人である開拓使のリーダー(黒田清隆)がクビに…

ならないんですよね。

実はクビになったのは、開拓使の「大隈重信」という人。

急に知らん人でてきました。誰?

これ誰かというと、

「黒田清隆にずっと反対していて、新聞社にチクったとされる人」

そう。実はこいつ、いいヤツなんです。

でも逆に、政府や開拓使からしてみると「裏切り者」ですよね。チクったんですもん。「悪いヤツ」なんです。

悪いヤツがそのまま残ってたらまた同じようなこと(チクり)が起こっちゃうので、

大隈重信はクビにされました。

めちゃくちゃですよね。

ちなみに大隈重信はその後、政府に反対する政党

「立憲改進党」を結成しました。

ちなみに黒田清隆はその後、総理大臣になってます。

とても分かりやすかったです!
ありがとうございます🙇💕

Ō.Shō

とても丁寧な解説をありがとうございました!

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回答

開拓使官有物払下げ事件(かいたくしかんゆうぶつはらいさげじけん)は、北海道開拓使長官の黒田清隆が開拓使官有物を同郷薩摩の政商五代友厚らの関西貿易商会に安値・無利子で払下げることを決定したところ、世論の厳しい批判を浴び、 払下げ中止となった事件を指す。1881年(明治14年)、明治十四年の政変のきっかけとなり、伊藤博文が大隈重信を政府から追放。また、国会開設の勅諭(ちょくゆ)が出された。

ありがとうございます!

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