現代社会
高校生

経済分野の質問です!

市中消化の原則で、インフレ防止のために日銀が公債を引き受けるのは禁止になっていますが、公開市場操作では日銀と市中銀行が公債を売買しており、日銀は結局間接的に公債を買っていると教わりました。

公開市場操作で日銀が間接的に公債を買っている、ということがどういうことなのか分かりません……
自分で考えていたらよく分からなくなってしまって……

解説お願いします🙏💦

回答

国債は民間銀行や損保などの金融機関が、日銀の口座の預金(日銀当預:金融機関の資産)を用いて国債を購入しています。
そして銀行預金(日銀当預とは異なり民間銀行にとっての負債)の一定割合を日銀当預として日銀に預ける準備預金制度というものがあります。
銀行預金は家計や企業から現金を預かるか、貸出をすることで(一般的に貸出は現金を貸すのではなく預金を増やすことで行われる)増え、そうすると事後的に日銀当預の用意が必要となります。
公開市場操作によって日銀当預を金融機関に提供することで貸出のコストを下げる(日銀当預をやり取りする市場もあり、日銀当預が増えるとそこの金利が下がる。つまり貸出の後の準備預金を用意することが容易になる)ことで貸出を増やし、景気を刺激しようとしているのです。

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