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そうです。好況なのに不健全って何?って話だと思いますが、それはバブルがなぜ発生したのかを理解していないからだと思いますので解説致します。
まずバブル経済の定義ですが、それは回答にある通り、株価や地価が異常に急上昇した不健全な経済です。
では何故か、これの理解には世界の経済体制の歴史を理解しなければなりません。

第二次大戦後、世界はブロック経済を反省します。端的にいえば、イギリスやフランスなどの植民地を持つ国が、不景気を理由に経済を限定したことで大戦が発生したからです。なので戦後世界の経済とは、自由で開かれたものである必要があると多くの人は考え、そうした体制が作られます。(ブレトン=ウッズ体制)
その際、各国のお金の価値が安定するようにするため、当時超大国に成長していたアメリカのドルを基軸通貨とし、ドルは金(ゴールドの方)と交換できると規定します。(因みにどれぐらいアメリカが金持ちだったかと言うと、戦後世界中の金の75%はアメリカ一国が保有していました)

すると世界中の通貨が事実上金との交換保証が付くことになり、これで世界の経済は安定をすることになります。日本では1ドル=360円という交換レートが定められ、これにより日本は高度成長を成し遂げることになります。
これは上述の通りアメリカが金持ちだったから成り立った経済システムですが、そうもいかなくなります。
アメリカの主要産業は自動車でしたが、戦後日本のTOYOTA、ドイツのベンツなど自動車産業が大きく力を伸ばし、アメ車は売れなくなります。
又ベトナム戦争という泥沼の戦争に足を突っ込んでしまったアメリカは金を垂れ流し続け、ベトナム戦争末期には世界の金の25%程度しか保有していないという状態にまでなります。
こうなるとアメリカのドルで世界の通貨を支える従来のシステムではアメリカが損をしまくることになるので、金とドルの交換保証を止め(ドル=ショック)、その数年後に、現在のようなその時によって通貨の価値が変動をする変動相場制へと経済システムが移行します。
が、それでもアメリカの凋落は止まらず、貿易で赤字を垂れ流しまくる状態になったので、
1985年、アメリカでプラザ合意というものが結ばれます。内容は
“アメリカのドルが高すぎて、逆に日本の円やドイツのマルクが安いから、アメリカの経済は駄目になってる。だから円高・マルク高にして、反対にドル安に経済状態をもっていこう”
というもので、要はアメリカの我儘です。
これにより日本は円高・ドル安の状態になるのですが、問題が発生します。それまで日本の投資家達はアメリカの経済に金を使ってきました。アメリカの株を買ったり、アメリカの国債を買ったりして、さらに利益を得てきましたが、円高ドル安の状況だとそうもいかなくなります。
例)
1985年のレートが1ドル=200円だったとして、
日本円で2万円分の、即ち100ドル分のアメリカ国債を購入。
このアメリカ国債は10年後に2倍、即ち200ドルになって返ってくる国債だったと仮定します。
しかし円高ドル安なので、10年後の1995年、
円ドルレートが1ドル=80円になったとしたらどうなるか。
200ドルになって返ってきても、円に換算したら僅か1.6万円にしかなりません。
このように2万円払って10年後に4千円損をする商品なんか当然投資家達は買いません。
しかしアメリカに本来投資されるはずだったお金自体は余っています。じゃあどこに投資されるのかというと、日本国内です。
日本国内の大して価値のない不動産・大して価値のない会社の株、大して価値のない土地などにも、余ってしまったお金がバンバン投資され、実態以上の、本来の価値からはかけ離れた価格で土地や株などが取引されるようになります。これがバブルです。そしてなぜ不健全か、上述のように、実際はそんな大した成績もない企業などに、投資がされまくるからです。
しかし加熱しすぎた経済は落ちる時の落ち幅もデカいもので、政府が経済の引き締めを行った結果、バブルは終焉を迎え、日本経済は俗に言う失われた30年という長い停滞期を迎えることになります。

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