東条英機の判決
判決:死刑(絞首刑)
• 東条英機は、日本の戦時内閣の首相であり、軍のトップでした。
• 極東国際軍事裁判(いわゆる東京裁判)で「A級戦犯(平和に対する罪)」として起訴されました。
• 裁判では、侵略戦争の開始、戦争責任、多くの残虐行為の責任などを問われ、有罪となり、死刑が宣告されました。
この東京裁判では、東条以外にも多くの日本の政治・軍事指導者が起訴されました。たとえば、元首相の広田弘毅、陸軍大将の板垣征四郎、土肥原賢二、木村兵太郎、松井石根、武藤章らも同様に死刑判決を受けました。一方で、外務大臣だった重光葵や元首相の小磯国昭、参謀総長の梅津美治郎らは無期懲役の判決となりました。また、一部の被告は裁判中に死亡したり、精神疾患などで裁判不続行となる者もいました。
東京裁判は、日本の戦争指導部の責任を国際的に裁いた大規模な裁判であり、東条英機はその中でも最も重い責任を問われた人物の一人でした。