✨ ベストアンサー ✨
首謀者が誰か分からなくするため
江戸中期では訴訟の方法は、自分たちのワンランク上の者に訴えるという方法が正しい方法でした。農民が困っていたら、まず村の代表者の名主などに、名主はその地域の代官に、代官はより上の奉行に、奉行は老中に、といった感じです。しかし例えば悪代官が年貢を横領していることを、悪代官に農民たちが訴えても、当然意味ありません。なので困ってる連中を代表して、その上の身分の者に訴える、「義民」と呼ばれる代表者兼犠牲者がいました。彼らは訴えを起こして聞き入れてもらっても、正しいやり方で訴えなかったとして、時に処刑されたりする可哀想な人達でしたが、時代が下ると、赤信号みんなで渡れば〜理論で集団で訴えたり一揆を起こしたりという形で抗議を行うようになります。その際に一揆を起こす契約書(起請文)のようなものを書くのですが、それの始めに名前を書くと、一揆を主導した主導者と見做されて殺される可能性があったので、円形状に名前を書くことで、誰が主導者か分からなくしたということです。
詳しくありがとうございます☺️
ありがとうございます!分からなくすることでどうなるのですか?