✨ ベストアンサー ✨
概ね正しいのですが、一つ大きなポイントがあって
これが10点満点の問題だったら6点か7点くらいになる気がします。
そのポイントは日本語でいうと
「いい頃じゃない?」
というところです。
日本語では、いい頃じゃない? と聞いてるけれど
模範解答は疑問文になってませんね。
模範解答の英文は、
It is timeのあと、関係副詞が省略されていて
you started your homeworkという過去形の文がきています。
これ、なんで過去形なのかわかりますか?
「いい頃じゃない?」というニュアンスと大いに関係があります。
そもそもここでは、別に過去の話をしていませんよね。
「もう宿題を始めてもいい頃」なのは、この話をしている今現在のはずですから
現在の話をしているのに、過去形が使われている
ということです。
そこから
この過去形は「仮定法過去」だ、と気づけるでしょうか。
It is time + 仮定法 とかって決まった表現として習うかもしれませんね。
なぜ仮定法が使われるのかというと、こうです。
仮定法でなく直説法で
It is time you start your homework.
と書くと、これは単なる断定ですよね。
宿題を始める時間だよ と
それに対して仮定法にすると
「宿題を始める」の部分は、現実ではないということになるので
「実際にはそうしないかもしれない」というニュアンスを含むことになります。
It is time you started your homework.
宿題を始める(いや実際には始めないかもしれないけど)、時間ですよ。
宿題を始めるのか始めないのか
よくわかんないかもしれないけど
これは仮定法では良くある使い方で、回りくどい言い方をして断定を避けることで、ちょっと主張感を弱めているのです。(婉曲 えんきょく といいます。)
このニュアンスをくみとって、日本語訳では
「始めてもいい頃じゃない?」
としているのです。
「宿題を始める時間だよ!」と言いたいことは変わらないのだけど、
何かしらの理由で相手に配慮して、「始めてもいい頃じゃない?」と優しい言い方をしているのですね。
婉曲のために仮定法が使われることはよくあります。
例えば、仮定法とは無関係に習うのですが
助動詞を過去形にすると、現在形よりも丁寧な感じになる
will you〜?よりもwould you〜?の方が
Can you〜?よりもCould you〜?の方が
とか
助動詞を過去形にすると確信感が弱まる
とかいうのは、
実は、仮定法を使って婉曲のニュアンスを出しているというところから来ているのです。
辞書を引くと、それぞれの助動詞の項目に独立した用法として載っていますが、
元々は仮定法が絡んでいるのです。
丁寧に説明してくださりありがとうございました!