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こういう問題は、まずは、正常ならどうなのか、を考えます。
まず、視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンが分泌され、これによって、
下垂体前葉から副腎皮質刺激ホルモンが分泌される。
これによって、副腎皮質から糖質コルチコイドが分泌される。
今回は、この糖質コルチコイドが低い、らしい。
ということは、原因として、
副腎皮質からホルモンが分泌されていないのか?(副腎皮質が原因)
副腎皮質刺激ホルモンが分泌されていないから糖質コルチコイドが分泌されないのか?(下垂体前葉が原因)
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンが分泌されていないから、副腎皮質刺激ホルモンが分泌されず、
糖質コルチコイドが分泌されないのか?(視床下部が原因)
どれなのか。
続く
【マウスY】
副腎皮質刺激ホルモンが低くて、糖質コルチコイドも低い。
糖質コルチコイドが低いのは当たり前。
副腎皮質刺激ホルモンが分泌されることで糖質コルチコイドが分泌されるのだから。
けど、副腎皮質刺激ホルモンが通常より低いのはなぜなんだろうか?
視床下部が原因?下垂体前葉が原因?
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンを投与したところ
副腎皮質刺激ホルモンが高くなったため、下垂体前葉は正常に働いていると考えられる。
ということは、原因は視床下部だと考えられる。
【マウスZ】
副腎皮質刺激ホルモンが低くて、糖質コルチコイドも低い。
糖質コルチコイドが低いのは当たり前。
副腎皮質刺激ホルモンが分泌されることで糖質コルチコイドが分泌されるのだから。
けど、副腎皮質刺激ホルモンが通常より低いのはなぜなんだろうか?
視床下部が原因?下垂体前葉が原因?
副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンを投与したところ
副腎皮質刺激ホルモンが高くならなかった。
ということは、下垂体前葉は正常に働いていないと考えられる。
通常なら、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンが高くなれば副腎皮質刺激ホルモンも高くなるから。
ということは、原因は下垂体前葉だと考えられる。
【マウスX】
副腎皮質刺激ホルモンは高いけど、糖質コルチコイドが低い。
ということは、副腎皮質からホルモンが分泌されていないことが考えられる。
通常なら、副腎皮質刺激ホルモンが高い場合、糖質コルチコイドも高くなるはずだから。
でも、そうなっていない。ということは、副腎皮質が反応してないということ。
では、下垂体前葉には問題はないのか。下垂体前葉にも問題があるかもしれない。
これを見ていく。副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモンを投与したところ
副腎皮質刺激ホルモンが高くなったため、正常に働いていると考えられる。
ということで、マウスXの原因は、副腎皮質だけ、である。