イヌリンはほとんど再吸収されず、体外に排出されるため、表中のイヌリンの値から原尿の量を求めます。
原尿をX(ml)と置きます。
先ほど言った通り、イヌリンはほとんど再吸収されないため、原尿中のイヌリンの量と尿中のイヌリンの量は同じはずです。
原尿のイヌリン X(ml)×0.001÷100
尿中のイヌリン 10(ml)×0.12÷100
よって、X×0.001÷100=10×0.12÷100という式が成り立ちます。
これを解くと、X=1200となり、原尿の量が1200mlだと分かります。
表より、尿素の質量パーセント濃度がわかるので、原尿中の尿素の量と尿中の尿素の量を求めます。
原尿中 1200(ml)×0.03÷100=0.36(g)
尿中 10(ml)×2.0÷100=0.2(g)
よって、0.36-0.2=0.16(g)=160(mg)となり、吸収された尿素は160mgだと分かります。
間違ってたらごめんなさい。