回答

✨ ベストアンサー ✨

2通りの考え方ができます。

一つは、
前置詞のまとまりは、前置詞の目的語になることもできる
ということです。
(前置詞の目的語 = 前置詞の後ろの名詞)

こう書くとややこしいけど、
by〜のまとまりが、includingの目的語になっている
ということです。
そういう事例はちょいちょいあります。

A low voice replied from behind the door.
(ドアの向こう側から低い声が返ってきた)
behind the doorがfromの目的語になっている

She sat in between John and Jane.
(彼女はジョンとジェーンの間に座った)
between John and Janeがinの目的語になっている

長いので一旦切ります

ののののの

もう一つは、こうです。
やたらややこしいので
細かいことをできるだけ省いて書きますが
その分、文法の説明としては不完全になります

includingは辞書的には前置詞ですが、
他動詞includeの分詞構文と考えることもできます。
(語順や単語の形の面でおかしくない)

分詞構文というのはつまり
including〜以降の部分を、書こうと思えば単独の文や節として書くこともできるけど、分詞の形であえて書いてる
ってことです。
例えば
I went to the supermarket and I bought a bottle of water.

I went to the supermarket, buying a bottle of water.
というようなことです。

よくありがちな分詞構文だって、接続詞のまとまりを分詞構文に直せるって習いますよね。
接続詞+SV っていう節の形で
書こうと思えば書けるけど、そうしないで
分詞の形でつないでいる

だから
今回の文を分詞構文として解釈する
ということは
including〜以降の部分は、単独の文(節)として考えることができる 
って言ってるのと同じです。
それを実際やってみましょう。

で、その場合
includingの意味上の主語(何がincludeするのか)が問題になるのですが
今回の場合は
「主節の内容を意味上の主語として受ける分詞構文」(文法の参考書読んでください)
と考えることができます。

主節というのは
Productivity needs to increase and distribution needs to be more efficient
の部分です。

includingは
主節の内容を主語としていて
かつ
他動詞だから、includingの後ろの部分が目的語になる

これを踏まえて
including〜以降の部分を単独の文に直してみると

主語:「生産性を高め、流通をより効率化すること」 は
目的語:「食品ロスや食品廃棄物を削減することによって」
を含む

ということになります。

で、
目的語の部分の 〜によって を 含む
というのは日本語で考えてもおかしいですよね。
だって「含む」というのは、
何か物事を「含む」のであって、
〜によって を 含む はおかしいよね。

でもこれは文の意味から逆算すれば

主語:「生産性を高め、流通をより効率化すること」 は
目的語:
「食品ロスや食品廃棄物を削減することによって
(生産性を高め、流通をより効率化すること)」
を含む

という意味だとわかります。
つまり、
including とby〜の間には主節と全くおんなじ内容が省略されている
というわけなんです。

要はこういうことです

【生産性を高め、流通をより効率化すること】
と言ってもいろいろなやり方があって、
それは
「食品ロスを削減したり食品廃棄物を削減したりすることによる生産性向上、流通効率化」
も"含む"
と言ってるんです。

だからincluding〜は「具体例」になるわけです。

ののののの

もう少し要点だけ押さえて説明すると
[主語]は<目的語>を含む というのは
<目的語>は[主語]の一部である ということだから
今回の場合は
<including以下>は[主節の内容]の一部である
ということ

そして今回の[主節の内容]は、無冠詞で
Productivity・distributionと言ってるので
「(あらゆる場合を含む)生産性・流通 (というもの)を、向上し効率化する」
と言っている
で、
それっていうのは
「食品ロスを削減したり食品廃棄物を削減したりすることによる(生産性向上・流通効率化)」
っていう
<個別の一例>を"含む"
と言っています。

ゆず

返信遅くなってしまいごめんなさい🙏
無茶苦茶わかりやすかったです。
おかげでわかりました。
ありがとうございます!

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?