英語
高校生

学校で『want 人 to do 』の形をとる動詞を答えてと当てら、remind と答えたらそんな使い方はしないと言われました。

tell 人of /tell 人 that / tell 人 to =tell型

tellの部分にはremind/persuade/convince/warn/notify/advise/request
などが入ると暗記しているのですが、全て間違っているのでしょうか?
よろしくお願いします🙇‍♀️

回答

まず
remind O to V の形は普通にあります。

ただし、あくまで一般的な分類としてですが
wantとremindは同じグループの動詞だとは考えないかもしれませんね。だから、
先生の発言の、remind O to Vを「そんな使い方はしない」というのは明らかに間違いではあるんですが
まぁwantと同じグループとしてremindっていう返答が来ることを想定してないから、学生さんが言ったときにテンパっちゃったのかな。先生を擁護するとすれば。

「一般的」というのは、分かりにくいかもしれないけど
動詞の意味と、動詞の形を、バランスよく考えて
動詞をグループ分けしたときに
という感じですかねえ

なぜかというとwant は
remind と比べると
want O of 〜 という形は取らないです。
want O that SV という形も取らないです。
want O to Vはもちろん取りますね。

一応言うと例えば
I want <a pair of scissors. >
I want <lots of knowledge.>
I want <this kind of hairstyle.>
I want <the names of the chemicals.>
これは取りますよ。
でもこれは、
<>がまとめてwantの目的語になりますよね。

remindの場合
例文
Cherry blossoms remind Japanese people of school entrance ceremonies.
「桜の花は日本人に入学式を連想させます」

これは
Cherry blossoms remind <Japanese people of school entrance ceremonies.>
ではないですよね。これはわかると思います。

じゃあなんなのかというと、こうです↓
S remind A of B という形を考えてください

remind っていうのは「思い出させる」だから、
大きく言うと認識に関わる動詞ですよね。
で、A of B のofは"認識の対象"を表すofです。
これはthink of〜・know of〜・I'm sure of〜とかのofも同じです。

remind A of Bは
A of B の部分に、「AがBを認識(の対象と)している」
という意味が読み取れます。
そして前半の、S remind A の部分は、
remindは他動詞で
他動詞っていうのは、
主語が目的語に何かしらの働きかけをする動詞だから
「S がremindという働きかけをAにしている」
というふうに読み取れます
remindは「思い出させる」ですよね。

まとめると
S remind A
  :S が、remind(思い出させる)という働きかけをAにして

A of B
 : AがBを認識(の対象と)している

だから、「Sが思い出させて、AはBを認識している」
という意味になります。

で、長くなったけど
この意味のofをwantは取らないんですよ。

最初に見たような、
ひとまとまりの名詞句を作るようなofか
もしくはそうでなければ
I want you out of here!「出ていけ!」
(=私はあなたにここから出て行ってもらいたい)
これもremindと似たような作りで
Iがwantして、youがhereからout ofする
という読み取りができるけど
明らかにこのofは認識対象のofではないですよね。

この表現に限らず、out of というのはfromと同じと思ってしまって良いです。
hereはこの一語で「ここで」「ここに」「ここへ」の意味を表すことができますが
「ここから」という場合はfrom here と言います
いまはこれをout of here と言ってあげているだけ

ということで、
remind A of Bというときの用法のofを
wantは取らない、という話です。

続きがあります

ののののの

学生さんが言ってる"tell型"の動詞は
グループ分けとしては問題ないと思います。

よく文法の参考書とかで
want・tell・askをひとまとめに説明してる場合があるんですが
代表的な使い方だけ取り出してきても
wantは
◯ want O to V
× want A of B
× want O that〜

tellは
◯ tell O to v
◯ tell A of B
◯ tell O that〜
さらに
◯ tell that〜

ask は
◯ ask O to V
◯ ask A of B ほかにもA for Bとかも
◯ ask O 疑問詞節
◯ ask that〜

まぁ他にも用法はありますが
この3つの動詞はやっぱりwantに関してはちょっとひとまとめでいいのかしらと思っちゃいますね。
tellとaskはまぁ問題ないかなぁ。
ask は単語の意味を考えれば
ask O "疑問詞節"←これがthat節じゃないのは納得がいくし

でもtellとaskも
remindとかのグループと
完全一致は、やっぱりしないんですよね。
特に、
remind は remind that〜 とは言わない
persuadeも persuade that〜とは言わない
that節を直接目的語に取らない という点が。
ただし、辞書を引くと
warn (A) that〜
advise (A) that〜
と書いてあって、
動詞によっては、直でthat節が来る場合もある
ということではあるみたい。

だからまぁ、
①「tell・ask 」/②「remind・persuadeその他」
この①②のあいだには
垣根はある気がするけど高くはない
と考えるのが妥当な気がします。

動詞の語法は、
とにかく辞書をこまめにこまめに引く。
これ絶対です。僕の冗長な説明を読むより
ジーニアスで全部の単語用法見たほうが100倍いいと思います。

ののののの

たぶん学校の先生の「want 人 to doの形を取る動詞」っていうのは
askかtellを答えて欲しかったんじゃないでしょうかね。

もう少しだけ補足すると
wantが
× want A of B
× want O that〜
この用法がないのは当たり前だと思うんです。

ちょろっと紹介したthinkとかknowとかbe sureとかもそうですけど
基本的に、
認識対象のofを取れる表現は、
名詞節のthat節を取れる場合が多いんですよ。
だって
例えば、I think that〜 っていう表現で、
that節は「認識の対象」でしょう?
knowだってbe sureだってそうでしょう。
だから
of〜とthat節というのは
全く完全に同じとまでは言い過ぎかもしれないけど、
かなり似たものを表しているのは間違いない

Her call reminded John that he had his homework to do

Her call reminded John of (having) his homework to do

これはどっちも、
「彼女が電話したことで、ジョンはやんなきゃいけない宿題があると認識した」
ってことですよね。

A of Bと、O + that節を取れる動詞って
tell 言う なら言った内容が必ず伴うし
ask頼む・尋ねる でも
remind 思わせる でも
認識の動詞だから、
認識の内容が必ず存在するじゃないですか
だからそれを表すof Bとかthat節とかが使える

で、wantなんですけども
wantはそもそもの意味が、ほしい・欲する なので
認識の動詞じゃないんですよね。
だからもし 、Oに〜を認識してほしい というなら
want O to think that〜/want O to think of〜
want O to know that〜/want O to know of〜
みたいな感じで
to 不定詞の部分に認識に関わる動詞を持ってくる必要があって
want O of〜とかwant O that節っていう形は取れないと思います。

学生

モヤモヤしてた部分が無くなりました!!
ありがとうございました🙇‍♀️🙇‍♀️

この回答にコメントする
疑問は解決しましたか?

この質問を見ている人は
こちらの質問も見ています😉