物理
高校生
解決済み

物理基礎の音の単元です。
教科書の章末問題なのですが、解答しか載っていないので、解説して欲しいです。

初め ③ 弦の振動 図のように,ある振動数のおんさに一様な糸の一 端をつけ、滑車を通して他端におもりをつるした。 おんさを振動させたところ, XY間に腹が2個の 定在波ができた。 糸を伝わる横波の速さをv, XY 間の長さをLとして、次の問いに答えよ。 (1)定在波の振動数を求めよ。 3 (2) XY間の長さをLにしておんさを振動させた。このときの糸を伝わる横波の 波長を求めよ。また,そのときにできる定在波の腹の数は何個か。 (3) XY間の長さをLに戻し、おもりの質量を変えておんさを振動させたところ、腹 が1個の定在波ができた。 このときの糸を伝わる横波の速さを求めよ。 ④ 気柱の振動 図のように,ガラス管にピストンを取りつけ, ピストンを自由に動かすことができるようにす る。管口近くにスピーカーを置き, 振動数が 440Hz の音を出し続ける。 スピーカー p.182 例題 2 ガラス管 ピストン 30 L━ ピストンを管の左端から右へ動かしていくとき, L=18.0cm のところで最初の共 鳴が起こり, L=56.9cm のところで2回目の共鳴が起こった。 次の問いに答えよ。 (1) ガラス管内を伝わっている音波の波長は何cmか。 (2) このときの音速は何m/sか。 (3)2回目の共鳴が起こっているとき、管内の空気の密度が時間的に最も大きく変化 しているところは,管口から何cmのところか。
3 (1) (1)(2)L,3個 (3) 20 2v 4 (1) 77.8 cm (2) 3.42×102 m/s (3) 18.0cm, 56.9cm のところ

回答

✨ ベストアンサー ✨


(1)
図より、この定常波の波長λはλ=Lとなります。波の基本式 v=fλより、求める振動数fはf=v/Lです。
(2)
おんさの振動数が(1)と変わらないため糸の振動数も変化しません。また、糸を伝わる波の速さは、糸の張力と糸の単位長さあたりの質量(線密度)により決まるので、ここではどちらも変化しないため波の速さも変化しません。したがって、波の基本式のうちfとvは変化しないのでλも同じ値でλ=Lとなります。
また、XY間の長さがL/2(すなわち半波長)だけ伸びたので、XYの長さは半波長が3つ分です。定常波の腹は半波長で1つできるので、求める腹の数は3個と求まります。
(3)
おもりの質量を変えたので糸の張力が変化し、波の速さも変化しました。XY間(長さL)で腹が1つですので、この定常波の波長は2Lです。また、おんさの振動数が変化していないため波の振動数も変化していません。波の基本式v=fλより、求める速さをv'としたら
v'=f・2L=2fL
ここで、(1)の結果を用いると
v'=2fL=2・v/L・L=2vと求まります。


開口端補正を考慮する閉管の共鳴の問題です。
(1)
開口端補正を無視する場合は最初の共鳴が起きたとき(=閉管の基本振動のとき)が波長の1/4ですのでそこから求められますが、開口端補正を考慮するため、2回目の共鳴が起きたときの菅の長さから、最初に共鳴が起きたときの菅の長さを引くことで3倍振動と基本(1倍)振動の差である波長の1/2(半波長)が求められます。今回の半波長は
56.9 - 18.0 = 38.9 cm
ですので、求める波長は
38.9 * 2 = 77.8 cm
となります。
(2)
振動数はf=440 Hz、波長は77.8 cm(=77.8 * 10^(-2) m)なので、波の基本式から
v = fλ = 440・77.8 * 10^(-2) = 3.4232 * 10^2 m/s
となります。有効数字を考慮する場合は3.42 * 10^2 m/sです。
(3)
この振動は音による空気の振動ですので縦波です。縦波では、定常波の節にあたる部分で空気の密度変化が最も大きくなるので、18.0 cmのところと、56.9 cmのところが答えになります。

哉。

ありがとうございます🥹💖

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