生物
高校生
解決済み

生物の光リン酸化の質問です。
問2がわかりません。
ADPとリン酸が必要というのは理解していますが、pHがなぜ8になるかわからないので教えていただきたいです。お願いいたします。

思考実験・観察】 61. 光リン酸化 次の文章を読み, 下の各問いに答えよ。 チラコイド内外の水素イオンの濃度勾配によって ATP が合成されることを証明するた め、操作1~操作4の手順で実験を行った。草原の合 操作1 植物の葉を破砕して葉緑体のチラコイドを単離し 操作2 単離チラコイドをpH4 の緩衝液に加えてしばらく静置し、 チラコイド内部を により(pH4 にした。 操作3 暗中で単離チラコイドを()。 操作 4 緩衝液中のATPの量を測定して, ATP が合成されたことを確認した。 問1. 光合成を行っている植物細胞において,水素イオン濃度が高いのは、チラコイドの 内側と外側のどちらか。 曲 中園向調 問2. 操作3の( 選べ )に入る操作として最も適当なものを、次の①~⑥のなかから1つ その化合物1分子に含まれる炭素原 ① pH2 の緩衝液に移し, ADP とリン酸を加えた。 ② pH4の緩衝液に移し, ADPとリン酸を加えた。 ③ pH8 の緩衝液に移し, ADP とリン酸を加えた。 ④ pH2 の緩衝液に移し, AMP とリン酸を加えた。 ⑤ pH4の緩衝液に移し, AMP とリン酸を加えた。 ⑥ pH8の緩衝液に移し, AMP とリン酸を加えた。 EB 共 [宇稔・相容 &
解答 61. 光リン酸化 問1 内側 問2. ③ 解法のポイント 問1. 光化学系ⅡIで生じたe が, 電子伝達系を通 ストロマ って光化学系 Iに移動する際, ストロマからチラ コイド内腔にH+ が輸送される。 また, 光化学系 Ⅱでは,水の分解によりH+ が生じる。 これらに より,チラコイド内腔のH+濃度は,ストロマ側 よりも高くなる。 ADP + P TATP チラコ イド膜 東京気の合 H+ H+ H H+ 「チラコイド内腔 H+ H+ ATP 合成酵素 問2. H+ が濃度勾配に従ってチラコイド内腔から ストロマへ移動する際に, ATP が合成される。 操作2では,単離チラコイドをpH4の緩衝液に加えてしばらく静置している。こ この操作によってチラコイドの内外がともにpH4となり,H+の濃度勾配は生じていな い状態となっている。 その後, 操作3を行うことで, 操作 4の際に ATP の合成が確 認された。 ATP が合成されるには、チラコイド内腔のH+濃度が,外側よりも高い濃 度勾配が形成されている必要がある。さらに,チラコイドの外に, ADP とリン酸が存 在している必要がある。 操作2によって,チラコイド内腔 はpH4 となっている。 チラコイド の外側をこれよりも高いpHにすれ ば、適切な濃度勾配が形成されるこ とになる。選択肢のなかでは,pH8 の緩衝液を使用している③と⑥が該 当する。 操作2 操作3 チラコイド pH48 緩衝液 pH4 チラコイド pH4 |緩衝液 H+ H+ H+ H+H+ H+ H+ H+ HK H+ H+ H+ H+ pH8 操作1~4では光を当てていないが,H+の濃度勾配があれば ATP が合成されて いる。このことから, ATP 合成に, 光は直接的には不要だということがわかる。しか し、実際の光合成の過程では,H+の濃度勾配の形成に光が必要であるため, 光は, 光 合成でのATP 合成に間接的に関わっているといえる。

回答

✨ ベストアンサー ✨

葉緑体でADPとリン酸からATPを合成する過程では、チラコイド内腔からストロマへH+がATP合成酵素を通り移動する時のエネルギーを利用しています。
②まではpH=4で、ストロマとチラコイド内腔とでH+の濃度勾配はありません。ですから、濃度勾配による受動輸送が起こるためには、
ストロマのH+ < チラコイド内腔のH+ ・・・・❶
の状態を作らなければいけません。
化学で勉強したと思いますが、pHの値が小いとぼH+の数は多いですよね。
ここで、この実験ではチラコイドを単離しているので、緩衝液がストロマの役割をしていると思って下さい。
そうすると、緩衝液のpHを上げると❶の状態を作れますから、選択肢の中でpHが4より大きいpH=8を選びます。

理解できました!ありがとうございます!!

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