生物
高校生

80番の問題がわかりません。
教えて欲しいです🙇🏻‍♀️‪‪

諸考 80. グルコースの取りこみと血糖濃度一定時間 (8時間程度) 絶食させた健康 な人に対して,グルコースを上部小腸内に直接注入すると, 血しょう中のグル コース濃度とインスリン濃度が高まる。 これを対照実験とし,同じく一定時間 絶食させた人に対して、以下の①~③の条件下でグルコースを上部小腸内に直 接注入した。このとき血しょう中のグルコース濃度とインスリン濃度の上昇 の程度は,下線部の場合と比べてそれぞれどのようになるか。下の選択肢(A)~ (C)より1つ選び、それぞれ記号で答えよ。 なお、絶食前の食事の影響は考慮し ないものとする。 をク 過程 を過る ▲の肝の グルコース インスリン 濃度 濃度 ① 腸管腔内におけるアミラーゼのはたらきを ( ] [ [ ] [ [ ] [ ] 肝肪 の貯 阻害した場合 ②腸でのグルコースの吸収を阻害した場合 ③ 筋肉や脂肪組織でのグルコースの取りこみ を阻害した場合 (A)する (B) 減少する (C) 変わらない [北海道大 改] 第4章 神経系と内分
80. グルコース濃度・・・C インスリン濃度・・・C ② グルコース濃度・・・B インスリン濃度・・・ B ③ グルコース濃度・・・A インスリン濃度・・・A 解説 注入されたグルコースは腸から吸収され, 血しょう中のグルコース濃度が上昇する。 ① アミラーゼはデンプンの分解にはたらく酵素で, 腸でのグルコースの吸収には影響しない。 その
ため,グルコース濃度, インスリン濃度とも対 照実験と変わらない。 ②腸でのグルコースの吸収が阻害されると, 血し ょう中のグルコース濃度の上がり方は対照実験 よりも減少する。 また, グルコース濃度が対照 実験よりも低いため, インスリンの分泌量も少 なくなる。 ③ 筋肉や脂肪組織への吸収が阻害されると, グル コースの消費量が低下するため, 血液中のグル コース濃度は対照実験よりもさらに高くなる。 これにより, インスリンの分泌量も増大する。
グルコース

回答

グルコースの動きを簡潔に図示すると写真のようになります。
🟠=グルコース、🟢=アミラーゼ です。

一番上の段
→下線部の何事もないときを表しています。
グルコースは吸収されて筋肉などの組織まで到達します。

上から2段目
→①「小腸管腔内でアミラーゼが働かない」ときを表しています。
ただ、アミラーゼはデンプンを麦芽糖などに分解する酵素です。麦芽糖をさらに分解したものがグルコースなので、ぶっちゃけグルコースの吸収には関係ありません。グルコースは普通に吸収されます。
よって、血中のグルコース濃度、インスリン濃度ともに変わりません。

上から3段目
→②「グルコースが小腸から吸収されない」ときを表しています。
すると、グルコースは血管にやって来ない(=血糖値が上がらない)から、インスリンを分泌する必要もありません。
よって、血中のグルコース濃度、インスリン濃度ともに比較的減少します。

一番下の段
→③「グルコースが筋肉などに吸収されない」ときを表しています。
このとき、グルコースは血中をさまよって(=血糖値が高くなって)います。血糖値を下げようとインスリンが分泌されますが、組織に吸収されないようにしているのでグルコースは血中から減りません。そこで体は、もっとインスリンを出すようになります。しかし血糖値は高いままなので、もっとインスリンを…と続きます。
よって、血中のグルコース濃度、インスリン濃度ともに比較的増加します。

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