✨ ベストアンサー ✨
ご質問の文で、書かれている選択肢の番号と内容の組み合わせがおかしなことになってると思うのですが
too〜to…構文も、〜enough to…構文も
「…するには〜すぎる」「…するのに十分に…だ」
というのが直訳になります。
この場合は、
〜の部分と、…の部分に分解して考えて
…の部分がto不定詞の副詞的用法で
〜の部分に入る形容詞や副詞を修飾する
という文法構造に則した訳し方になっています。
しかし
この訳はこの構文の言いたいことを汲み取りきれない場合があります。今回もそうです
too〜to…の場合は「〜すぎるので…できない」
〜enough to…は「〜なので…できる」
という訳し方ありますよね。
これは直訳の問題点を考慮して
この構文が実際に言いたいことを踏まえた意訳になります。
同じ文の訳し方の違いなので、
常にこの2種類の訳し方が成り立っていないと正しくないわけです。
直訳と何が違うかというと、こちらの意訳は
〜の部分と…の部分が一連のものとしてつながっている
だから
〜の部分に今回のような修飾語がついても
〜からさらに後ろの…の部分にもそれが関係するんです。
not too dirtyとかbarely dirty enoughというふうに、選択肢がなってるから
notやbarelyはdirtyだけを修飾しているように見える。
けどこの構文では実際には違うわけです。
〜から…の部分は一連のもので、これを切り分けられない。(文法の仕組みとしては、形容詞や副詞と、それを修飾するto不定詞なのですが)
だから選択肢②③の場合は
barelyやhardlyは、dirty enoughだけじゃなくて
dirty enough to see throughについている
直訳にするとおかしくて
「十分見通せるほど、【ほとんどキタナくない】」
となってしまうけど、
これはbarely やhardlyがdirtyだけについている
その証拠に【 】の部分だけで成立してるじゃないですか
意訳の方を使ってみてください
②③はまずbarelyやhardlyを抜いてみると
「その窓はキタナいので、見通せる」
と言ってる。これがそもそもおかしいのです。
これに否定の副詞がついて
「その窓はキタナいので見通せる、ことがほとんどない」
って言っても、最初の状況がおかしいから
否定語っていうのは、notの普通の否定文もそうですが
それを抜いた肯定文が成り立っている前提で、それを否定するものです。
④も同じように考えると
notを抜いて
「その窓はキタナすぎるので、見通せない」
これ問題ないですよね。
これにnotをつけているのです。
> 常にこの2種類の訳し方が成り立っていないと正しくないわけです。
2種類というのは「直訳」と「意訳」の2種類ということです。
ある文が、直訳だとおかしいけど意訳では合ってる、とかまたその逆ということはありません。
今回の文も、直訳で訳しても
②③の選択肢は
dirty enough to see through
見通せるほどキタナい
という部分の全体に否定語がついていることになる
この英文がそういうものだから
でも、否定語を抜かしたそもそもの状況がおかしいよね
見通せるほどキタナい なんてことはない
というふうに同じように考えれば良いです。