✨ ベストアンサー ✨
元々の英文の意味はコンマありなしによって大きく変わります。
お分かりのとおり、制限用法と非制限用法ですね。
カンマがない場合は
>エジソンは、科学者や発明家の中でも特定の着想や分野に専念する科学者や発明家と違う
↓
エジソンは大抵の科学者や発明家とは違う。ここで言う科学者や発明家とは、いろいろいる科学者や発明家の中でも、特定の着想や分野に専念するタイプの科学者や発明家のことで、
エジソンはそういう人たちの大部分の人たちとは異なっている
「いろいろいる科学者や発明家の中でも、〜タイプの科学者や発明家」というふうに
先行詞(科学者や発明家)の範囲を制限する表現
=制限用法
カンマがある場合は
> 科学者や発明家とは特定の着想や分野に専念するものでエジソンはその様な普通の科学者や発明家とは違う
↓
エジソンは普通の科学者や発明家とは違う、その普通の科学者や発明家とは、特定の着想や分野に専念する人たちである
先行詞の範囲を制限するのではなく、先行詞に説明を加えているだけ
=非制限用法
ただ、これを日本語に訳すときに
必ずしも定番の訳し方をしなくても、
非制限用法の意味にしかとれない、
逆に制限用法の意味にしかとれない
ということがあるんだと思います。
問題の訳の日本語
>エジソンはある特定の着想や分野に専念しがちな大抵の科学者や発明家とは違っていた。
この日本語は、白紙に文字を書くように、前提知識ゼロの人に対して説明する場合は、確かに混乱を生むかもしれません。
しかし、
「大抵の科学者や発明家」というのがどういう人たちなのか、という常識的なイメージがあらかじめあれば
大抵の科学者や発明家はある特定の着想や分野に専念しがち(常識的なイメージ)
エジソンはそれとは違う
という感じで
訳し方の型は確かに制限用法(カンマなし)みたいだけど
明らかに非制限用法(カンマあり)の意味になる
とわかるはずです。
言葉の綾と言うことですね、、、
先行詞を修飾する語句に因っては制限用法が使えない時もあるんですね。
回答ありがとうございました!。
「大抵の」という部分もミソなんです。
まずそもそもの英文を見直してみると
普通、関係詞の制限用法(カンマなし)は、先行詞の名詞の中でも限られたものに制限する役割がありますよね。
だから、most scientists and inventorsが先行詞になっている時点で、この後ろに関係詞がつくとしたら制限用法はありえないわけです。
これは丁寧に日本語に直すと
「世の中にいる科学者や発明家の大部分」という意味だからです。
これに制限用法をつけちゃうと、先行詞と関係詞節の内容がそもそも矛盾するじゃないですか。
most of the scientists and the inventors who〜
だったら制限用法の可能性もあります
これは「〜する科学者や発明家の大部分」だからです。
比較してみてください。
日本語訳でも、さっきの問題になってる訳文
> 特定の着想や分野に専念しがちな大抵の科学者や発明家
のところで
「大抵の科学者や発明家は特定の着想や分野に専念しがちだ」っていうふうに読み取るんじゃないですか?