✨ ベストアンサー ✨
添付した図を見ながら説明してみます。
相同組み換えは、同じ塩基配列をもつ領域の間で起こります。この問の場合、ターゲティングベクターはZ遺伝子の一部と同じ配列を持ちますので、相同組み換えの場合はZ遺伝子の場所に組み込まれます。(添付した図の左側)
ですが、非相同組み換えは、どのような塩基配列をもつかに関わらず、ランダムに染色体DNAの中に組み込まれます。(添付した図の右側)
すると、相同組み換えによってN遺伝子がZ遺伝子の場所に組み込まれた場合は、Z遺伝子の隣りにある「5」につくプライマーを使えば、6-5の間がPCRで増幅されます。
ですが、非相同組み換えでZ遺伝子以外の場所に組み込まれた場合は、その隣に「5」の配列がありませんので、5につくプライマーを使ってPCRをしても増幅されません。
このようにして、相同組み換えによってZ遺伝子が壊れたES細胞だけを選び出すことが出来ます。
よかったです。
マウスの遺伝子は2万〜3万個、それ以外にも遺伝子を含まないDNA領域があります。ですので、この問題の実験の場合、非相同組換えで偶然にZ遺伝子の場所に組み込まれる可能性は、、、0ではありませんが、かなり低いでのはないかなと思います。
なるほど、理解出来ました。2度も質問に答えて頂きありがとうございました。
分かりやすくありがとうございます。一つ質問があるのですが、非相同組換えが起こった時はN遺伝子がZ遺伝子の場所に組み込まれることもありますか?