生物
高校生
生物
下の写真が問題です。
問題用紙に書き込みがあり文字打ちとグラフ作成等を自分でしてしまったので少し見づらいかもしれません。すみません
【問】
この実験結果によって, マウス小腸上皮細胞におけるグルコース輸送に必要であることが示されたタンパク質a〜cのうち、粘膜側、基底膜側に存在するものはどれか。 それらを過不足なく含むものを,下の①〜⑥のうちからそれぞれ一つずつ選べ。 た だし, a〜cのタンパク質は,粘膜側または基底膜側のどちらか一方にしか存在しない。
a グルコースのみの輸送体
b グルコースとNa+ を同方向に輸送する共役輸送体
c ナトリウムポンプ
①a ②b ③c ④a,b ⑤a, c ⑥b, c
【答え】
粘膜側:②
基底膜側:⑤
なぜそうなるのかが全くわからないので、どこの実験結果からどうなったのかを詳しく教えていただきたいです。
よろしくお願いします
細胞膜での物質の輸送にかかわるタンパク質には、ポンプ, チャネル, 輸送体などがある。 このうち輸送体は目的物質の濃度勾配に
したがった輸送を行うが、 中には特定のイオンの濃度差を利用してイオンと目的物質を同時に輸送することで二次的な能動輸送を
行うものもある。 後者のような輸送体は共役輸送体とよばれる。
消化管内のグルコースは、小腸の上皮細胞の粘膜側の輸送体により細胞内に取りこまれ,次いで基底膜側の輸送体によって基底膜側の
細胞外へ放出される。 マウスの小腸におけるグルコースの輸送のしくみを調べるため、以下のような実験を行った。
【実験】
マウスの小腸を取り出し, 約 4cmの長さに切断した。 傷つけないように注意しながら腸を裏返し, 粘膜側が外側, 腸の外側だった側が
内側になるようにした。 一方の端を糸でしばった後, 内部に10ミリ mol/Lのグルコースを含むリンガー液 (内部液とする) を満たし,
もう一方の端も糸でしばった。 これを10ミリ mol/Lのグルコースを含むリンガー液 (外部液とする) 中におき, 容器をゆっくり揺ら
し、かつエアポンプで空気を与えながら37°Cで90分間培養した。 小腸上皮細胞の基底膜側から放出されたグルコースは、その下の
結合組織を通り抜けて内部液に放出される。
実験には2種類のリンガー液A,Bを用いた。 (【成分】参照)
リンガー液Bはグルコースの輸送に影響を与えない他の物質で浸透圧がリンガー液Aと同一になるように補ってある。 【表】のよ
うに外部液と内部液に用いる液を変えた四つの実験を行い, 培養後に外部液と内部液を回収してグルコース濃度を測定したところ
【結果】 のような結果になった。 なお,試薬Uはナトリウムポンプの阻害剤である。
【成分】(リンガー液の主な成分)
リンガー液A
リンガー液B
【表】
実験1
実験2
実験3
実験4
【結果】
35
30
25
20
15
10
5
0
NaCl KCI MgCl2 CaCl2 グルコース
140 5
1
5
1
実験1
0
外部液
リンガー液A
リンガー液B
リンガー液A + 試薬U
リンガー液A
2
実験2
内部液
リンガー液A
リンガー液A
リンガー液A
リンガー液A + 試薬U
実験結果
(縦軸はグルコース濃度)
実験3
■外部液内部液
10
10
実験4
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