地理
高校生

山頂などに置かれる三角点で、水平位置の基準となるそうですが、水平位置の基準とはなんですか?

回答

数学、算数の時間に、コンパスを使って三角形を書いてみた記憶はありますか?
3つの辺の長さがわかっていて、最初に1つの辺を定規で描いて、その辺の両端からコンパスで長さを測って、コンパスで描いた弧が交わったところと、最初に描いた辺の両端とを直線で結んで、三角形ができあがります。

こうやって、三角形の頂点(たとえばABCとか)の場所が決まります。
三角形は、別の方法でも描けます。
①1つの辺の長さとその両端からある場所までの角度がわかる
②2つの辺の長さと、それでできる角の角度がわかる
でしたよね。
三角点は、山頂などにおかれているのは、麓からそこまでの距離(三角形の辺の長さになります)は測るのが難しいけれど、見通しがいいところだから角度を測ることができる、ということから選ばれています。

測量をするときには、
①水平的な位置関係を測る
②垂直的な高さを測る
をやりますが、①の場合は、地面にたくさんの三角形を描くようにして、位置関係を決めていきます。
そのための、測量するときの基準が三角点です。
ちなみに、②の方の基準になる点が水準点です。

ということで、わかってもらえたらありがたいです…。

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