大前提として、視床下部から甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン(ア)が分泌され、脳下垂体前葉から甲状腺刺激ホルモン(イ)が分泌され、甲状腺からチロキシンが分泌されます。
この問題で問われているのは、(ア)の後に投与した(イ)の血中濃度なので、それ以降の甲状腺やチロキシンなんかはどうでも良いと考えれます。
なので考えるのは(c)と(d)についてだけで大丈夫です。
まず(c)ですが、脳下垂体に問題がある場合は(イ)が分泌されないので当然濃度は上がりません。
次に(d)ですが、(ア)が分泌されないと(イ)の濃度は上がりません。しかし、今回の場合は直接(ア)を投与しているので視床下部の障害は無視できると考えて良いです。
以上のことから、答えは(a)、(b)、(d)となります。
すいません
読み返してみて気付きました。
(a)と(b)のイの血中濃度が投与前より高くならなかったのは、投与しなくてもアが分泌されているためだと思います。脳下垂体が既に刺激を受けている(a)や(b)と違い、(d)の場合、脳下垂体が刺激を受けてない状態からアの投与によって刺激されたため、血中濃度が投与前より上昇したと思われます。
甲状腺刺激ホルモン自体は血中に分泌されるため、甲状腺手前で止まるということはないと思います。
チロキシンができていないだけで血中には分泌されるため濃度の上げ下げがないということですか??
アを投与したことによって起こる変化を見る実験なので、それ以外の条件は無視できると思います。
例えば、チロキシンが分泌されなくなった影響で甲状腺刺激ホルモンの血中濃度が上昇していたとしても、その値を基準にして、ア投与時にその基準からさらに濃度の上昇が起こるかを見ます。
理解できました!!!
ありがとうございます!!!
(a)と(b)は甲状腺以降に障害があるため甲状腺刺激ホルモンはずっと甲状腺で働く手前で止まっていると思い
甲状腺の濃度は上がると思ったのですが合ってますか?
答えはdの一つだけでした