✨ ベストアンサー ✨
カンマがあるからですね。
これを分詞でなく関係代名詞で書いてみればわかりますよ
a number of languages (which is) including French and Chinese
っていうふうにカンマがない場合は
フランス語や中国語を含む、多数の言語
というふうに日本語に直します。
これはわかりやすく、直前の名詞にかかっていますね。
今回は
Her novels 〜 have been translated into
a number of languages, (which is) including French and Chinese
というふうに
includingのまえにカンマが今回はあるので、
彼女の小説は〜多くの言語に訳されていて、その言語にはフランス語や中国語を含む
と訳しますね。
これは関係代名詞+be動詞が書かれていれば
カンマありとなしの関係詞の意味や訳し方の違い
として習うことなんですが
実は分詞の場合でも同じような意味の違いがあったりするんです。
あんまり高校生向けの参考書に書いてないんですがなんでなんだろう…それなりのレベルの文章を読んでるとけっこう見ます。
すごく大事なポイントは
主節があってその後ろに、"カンマ+分詞"という形を見ると、すぐ"分詞構文"って考える人が多いんですけど、
今回みたいに、分詞構文ではなくて、
直前の名詞にかかっていて、でも訳自体はわかりやすく名詞を修飾する形にならない"カンマ+分詞"
っていうのがあるんです。
ちょうど関係代名詞のカンマありバージョンのようなものです。
もう一つついでになりますが
質問者さんの画像を見ると
including French and ChineseにはMと記号がついていますね。
Mは修飾語(modifier)で、副詞のまとまりも形容詞のまとまりも、修飾語になります。
ちなみに副詞はadverbなので、
これを記号化するならAですかね。
including French and Chineseは、
すでに説明したように
直前のa number of languagesを修飾しています。
名詞を修飾するから形容詞句になります。
修飾語Mという記号はこういう意味で振られていると思います。
ただし、カンマありの分詞なので
訳自体はわかりやすく直前の分詞を修飾するようにはならない、というだけです。
要は直前にコンマがついてるingは分詞構文として扱われるって事でいいですか?
説明する気失せますね。
全く逆のこと説明したんだけど
> すごく大事なポイントは
主節があってその後ろに、"カンマ+分詞"という形を見ると、すぐ"分詞構文"って考える人が多いんですけど、
今回みたいに、
分詞構文ではなくて、
直前の名詞にかかっていて、
でも訳自体はわかりやすく名詞を修飾する形にならない"カンマ+分詞"
っていうのがあるんです。
ちょうど関係代名詞のカンマありバージョンのようなものです。
関係代名詞のカンマありバージョンはわかりやすいのですぐ訳せるんですけど、カンマ+分詞の場合はどう見分ければいいんですか?
そうですね。
カンマ+分詞、という形は2種類あるということですからね。
2つ目のコメントで説明したこととかなり重なるけど
たとえば
[The boy running in the park] is Ken
公園を走っている少年はケンです。
この文の[ ]内は
the boyをrunning in the parkが修飾してますよね。
そしてこの[ ]のフレーズは
①The boy runs in the park
②The boy is running in the park
とかっていう文が念頭にあってできているフレーズですよね。
①や②が正しい文だから、それを念頭に置いて作られた[ ]内のフレーズも正しいって言えますよね。
同じことを考えてみればいいんですよ。
Her novels are well known 〜 and have been translated into a number of languages
,including French and Chinese
,including〜がカンマ+分詞ですよね。
カンマ+分詞には2種類ある。
その1 分詞構文
その2 直前の名詞を修飾。ただし訳は修飾っぽくならない。
(カンマありの関係代名詞のフレーズの、分詞バージョン)
その1の場合
分詞構文の基本に従って考えると
includingの前に意味上の主語が置かれていないから
その場合は、誰がincludingするのかは文の主語に一致します。
そうすると
①Her novels include French and Chinese
「彼女の小説はフランス語と中国語を含んでいる」
という文が想定されて、
,including French and Chinese
というフレーズができていることになります。
でも、今回の文で言いたいことは
「彼女の小説」が「フランス語と中国語を含んでいる」
ってことじゃないですよね。
これだと、小説のストーリーの中にいろんな言語が登場するみたいなことになります。
ここで言いたいのはそうじゃなくて
「彼女の小説が翻訳された言語」が「フランス語と中国語を含んでる」ってことですよね。
だから①の文は、
今回の文章で言いたいことを正しく伝えられていない、っていう点で正しくない文なんです。
,including〜のフレーズを分詞構文と捉えるってことは
,including〜のフレーズの元には①の文があると考える、ということです。
だけど①は解釈として誤りだから、,including〜のフレーズを分詞構文として解釈するのも誤りなんです。
その2の場合は
[The boy running in the park] is Ken
これの[ ]が
The boy runs in the parkとか
The boy is running in the park
という文を想定しているのと同じ仕組みで
Her novels are well known 〜 and have been translated into a number of languages
,including French and Chinese
この文を書く際には
②(the) languages includes French and Chinese
(その)言葉は、フランス語と中国語を含む
という文があらかじめ頭にあるはずです。
この文をa number of〜に繋げられるような形に直しているわけです。
②たくさんの言語 は フランス語と中国語を含む
という文を
その前のながーい文の
「彼女の小説は〜、たくさんの言語に翻訳されていて、(そのたくさんの言語とは…)」
という部分にうまくつながる形に変えたわけです。
②の文が文法的にとか意味的におかしかったら
おかしいものを元に形を変えても、おかしいはずだから
誤りだと考えられますけど
②の文は問題なく正しい文なので、これを元に形を変えたと考えれば
,including〜のフレーズも正しいということで問題ないですよね。
分詞構文と、
カンマあり関係詞の分詞バージョンだと
元々どんな文から形を変えたのか
そのもともとの文が違うはずなんです。
それを考える。
意味を考えるとおかしいもの・正しくないものを元にしていたら、それを形を変えて,including〜 としたって意味はおかしいままですよね。
ちなみに、カンマありの方も、
分詞includingはa number of languagesを
修飾していない わけではないのです。
なぜかというと次のように考えてみてください。
including French and Chineseというフレーズは
もし単独の一文で書くとすると
includingの主語が抜けていますよね。
でも文の意味を考えれば、この主語は
includingの直前にあるlanguagesだとわかります。
これはカンマがあろうがなかろうが同じです。
つまりカンマありなし、どちらの文も
(the) languages include French and Chinese
という英文が元々想定されていて、それを、
単独の文ではなく"languages を説明する形"で書いた
というだけです。
修飾 というのは 説明 のことですから
languagesを「説明」する形 というのは、
「修飾」する形 ってことです。
つまりカンマありなし、どちらも
including〜のフレーズはlanguagesを修飾しています。
ただし、カンマありの方は
すでに説明した通り特殊な修飾の仕方をするので、
「修飾している」っていうのがわかりやすい形で
日本語にするのが、困難なのです。
修飾していない、というのは例えばこうです。☟
他の方の回答のように
including French and Chineseを、
Her novels "are" 〜 and "have been" 〜
の2つの動詞部分にかかる、というふうに考えると
including〜のフレーズは、a number of languagesにはかかっていない、修飾していないということになります。
この場合は要は
including〜は主節全体にかかる分詞構文だ ということです。しかしこの解釈は間違いです。
分詞構文に意味上の主語は、分詞の前に明記されてない場合は、主節の主語に一致します。
つまりincludingの主語はHer novelsということになります。
だとすると
Her novels include French and Chinese
という文が正しくないといけないけど、これはおかしいです。
小説が、フランス語や中国語を含むんじゃなくて
その小説が訳されている言語 が フランス語や中国語を含む ですから。
もしくは
Her novels include French and Chinese version
Her novels include French and Chinese edition
みたいに最後に1単語あれば全然意味が違ってくるのですが。