_時間があるのであれば、ミシェル・フーコー、『監獄の誕生 監視と処罰』、新潮社、を読む事をお勧めします。
_ざっくり紹介すると、監獄とは一望監視制度による監視と、処罰と、に依って形作られており、病院と学校とは、この考えを取り入れている。と、言う考え方で、哲学では古典にあたり、一般に受け入れられている考え方です。
_教壇が一弾高くなっていたり、特別教室の階段教室の様な構造も、一望監視制度の現れです。
_学校は、メソポタミア文明では、役人養成機関であったし、古代ギリシアでは中核となる市民に教養と健康な肉体とを与える事が目的であった。
_近代・現代では、支配者・権力者が望む領民・国民を作る訓練機関として、形成されて来たので、望むものでなければ、処罰が与えられて来ました。欧米を含めて、ほんの20年〜30年前までは、欧米を含めて、日本でも、肉体的処罰は当たり前の光景でした。
_人類の歴史で言えば、暴力が否定された学校は、ほんの僅かの期間しか行われていません。それが、適切であったのか、余り適切ではなかったのか、は、これから100年後に分かる事でしょう。
_たつ さんのリポートでは、学校よりも科学の説明に比重が置かれている様に感じられます。