✨ ベストアンサー ✨
＿(高校を含めて、物理を選択していないので、)体系的に物理を学んでいません。大学・社会人で独習した者です。
＿複数の書籍から得られらた知識からは、①、ガリレオの確立した科学の方法論とは、哲学と科学と(ガリレオの時代は、科学と宗教とは分離が不完全)を分離した事です。
＿それまで、定性的に語られらる事が多かった事象を、数学を物理現象を表現する言語として捉えて、定量的に数式で表現する様にし始めた、と、言うことです。
＿これは、ぺんぎん の感想となる部分が多いのですが、これにより、ある現象に関して(未明の)仮定が多い仮説の方が誤りであり、(未明の)仮定が少ない仮説の方が正しい、と言ったことも、数学による表記で確立された、と、感じています。
＿更に、数学に依る表記は、ガリレオ以降に成りますが、(今まで信じていた)誤った仮説を誤りと認められるか、が、科学と宗教とを分離して行きます。
＿②、ガリレオは、ピサの斜塔の実験を行っていません。後の観光振興会的な組織が広げた流言です。
＿哲学と科学とが分留していないガリレオ以前の時代では、鉄球と羽毛とを落とせば、空気の抗力(摩擦力ではありません。摩擦力はほぼゼロです。)羽毛はゆっくり落ちて来ます。これは、軽いからなのか？
＿哲学では、鉄球が落ちるのに要する時間と、羽毛を貼り付けた鉄球が落ちるのに要する時間と、を、比較すると、羽毛の分だけ時間が長くなる(羽毛は軽いから)意見と、羽毛の分だけ時間が短くなる(羽毛の分だけ重くなるから)意見と、が、ありました。
＿ガリレオは、軽いものも落下するのだから、それは、数式として表されなければならない、と、天体観測の結果も絡めて考えて、万有引力の考えを導き出したのです。
＿これは、雑学ですが、フランダースの犬でネロ少年が憧れたルーベンスの絵。それまでは、天使の羽根は、後光の様な光で描かれていました。これに対して、ガリレオ等が出て来た時代、天使が空を飛ぶのならば、原理として鳥の様な羽根を持っている筈だ、そうでなくては、空を飛べない、と考えて、ニワトリの羽根を付けた天使を描き始めたのが、ルーベンスなのです。(デブを描いているのは、デブ(肥満)が豊かさの象徴だったからです。)その新しい天使像でルーベンスは、一躍時の人となったのです。
＿こうやって、様々な人々が、宗教に的な解釈を持ち込み始めたのです。
＿万有引力であることは、ぺんぎん 的には歴史的(人類史的)には余り意味がないのではない、という感想です。
＿科学技術が歴史を左右して来たことには、異議はないですが、その科学技術がなくても、種としてのヒトはそれなりに別の歴史を歩んだだけであると思うからです。
＿物理史的には、ニュートンの法則の発見に繋がる(礎を築く)という意味があると感じます。けれども。それも、①の数学で表す、ということの意義の方が大きい。ガリレオは、(恐らくは)数式で表すことまでは出来た。その比例定数が万有引力定数であり、重力加速度であることを突き止めた(フィクションを思い付いた)のがニュートンであった。
＿重力加速度と言うのは、人間が頭の中で考えた仮説(フィクション)に過ぎない。唯、その仮説を使うと多くの事が(未明の)仮定をなしに上手く説明出来る。詰まり、人類に共有された仮説と言える。これを、法則・公理と言う。
＿哲学の段階では、仮説は概して直観的であった。この為、観察の視座が異なれば、概ね反論があり、議論は継続した。
＿数学に依る記述、数学を言語として捉える、と言うことは、科学に於いて仮説と言う概念を共有する為のツールなんだよ。
＿詰まり、F=G✕(Mm/r²)から、F=ma に繋がり、数式から逆に、静止状態と等速直線運動とは区別出来ないので、同じ状態である。と言う結論が導かれる。すると、慣性は、重さとは別の観念(フィクション)でなければならない、と言う結論になり、新たな質量と言う概念(フィクション)が共有される。静止と等速直線運動とが同じであると言う概念は、アインシュタインの相対性理論の礎となる。
＿数学を言語として使う事で、数学的要請から、新たな概念を産み出し、仕組みを整理し易くなったんだ。
＿哲学では、ひろゆきの様なオピニオン・リーダーが、それ、あなたの感想だろ、と言ったら、影響力を持っていたけれども、数学を言語として用いる事で、数式を変形すると、こうなりますよね。と、言って、議論が最終決着出来る様になったんだよ。
ありがとうございます！
②番の歴史的意義はありますか？質問多くてすいません。