世界史
高校生
解決済み

ㅇ1905年に日本とロシアでは何が起きたか教えて欲しいです。よろしくお願いします。

回答

✨ ベストアンサー ✨

1904年の日露開戦以来、相次ぐ敗北によりロシア国内で厭戦気分が蔓延し、ペテルブルクで平和を求めるデモ行進が行われたのですが、これに軍が発砲して血が流れる事態となります。ロシア第1革命の始まりです。
3月の奉天会戦と5月の日本海海戦で日本が決定的な勝利をおさめました。さらに6月にはロシア黒海艦隊の戦艦ポチョムキンで水兵の反乱が発生し、黒海艦隊が行動不能になります。この時点でロシア海軍は動かせる艦隊を全て失い、革命も進む中で日露戦争を続けることが不可能になりました。一方の日本も日露戦争の財政的な負担が大きく戦争を継続することは難しく、アメリカの仲介で9月にポーツマス条約が結ばれ、日本有利な内容で日露戦争は終わりました。しかし、日本国内ではポーツマス条約でロシアから賠償金を取れなかったことへの批判が高まり、日比谷焼き討ち事件が発生しました。
さて、ロシアでは日露戦争終了後も革命は進み、農村での反乱が相次ぎ、レーニンの指導でソヴィエトが各地で活動を活発化します。皇帝ニコライ2世は革命を鎮静化するために十月宣言を出し、憲法を制定し議会を創設することを宣言します。こうして設置されたのが国会(ドゥーマ)です。
一方の日本はポーツマス条約で韓国における優越権をロシアに認めさせ、また事前にアメリカとも桂=タフト協定でアメリカのフィリピン支配を認めるかわりに日本の韓国支配を認めさせ、年末に第二次日韓協約(日韓保護条約)で韓国を保護国化しました。

この回答にコメントする

回答

疑問は解決しましたか?