Question

アタマバグル

答えなくしました…w
誰か答え教えてください…w
答え合わせできなくて困ってます😭

Lesson
2
本文を
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←
1060字
10分
54321
余裕があった
時間内に
/30点
✔
$
A
次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
そのようにして安穏な日をおくってるうちに二人にとって一大事がおこった。それは二人とも八つになっ
学校へあがらなければならないことになったのである。 いつぞや伯母さんにおぶさって姉のお弁当をもつ
ていったから学校の様子はわかっている。 あの意地のわるそうな子のうようよいるところへどうして行かれ
よう。 毎晩茶の間へおもちゃ箱をだして遊ぶ時になると父や母がくとくいってきかせたが私は強情に首をふ
っていた。母は学校へ行かなければえらい人になれないという。 私は えらい人なんぞにならないでも
いい といった。父は学校へ行かない子は家におかないという。 私は伯母さんといっしょにおもちゃ
箱をもって出てゆくといった｡小さな習をしぼった抗弁も、身者の嘆願も、はじめのうちこそは笑っ
てききながされたが始業の日がせまるにしたがって拷間はますます厳しくなり、あわれな子は毎晩泣きだし
ては伯母さんにつれられて床にはいるようになった。そのうちにも細かまわずが買われて、厚紙の筆入
れや、大きな手習いの筆や、すっかり揃ってしまった。姉たちはいいものが買ってもらえてうらやましい
というけれどそんなもの見たくもない｡ お犬様と紅の牛のほかなんにもいらない。そうして外ではお国さ
んと遊んで、家では伯母さんと木の実とちをしていればいい。 こんなにいやなのをどうして無理に行かせる
のだろうと思った。
ある日思いあまってお国さんにその話をしたらお国さんは
「あたしも毎日叱られてる」
という。 お友達もやっぱり学校がきらいでおなじ憂きめをみてるらしい。 そこで二人は本の木の根っこに腰
かけて恥をうけて慰めあった。そうして別れるときにお国さんが
「あたしどうしても行かないからあなたも行くのおよしなさいね」
といったので私は堅く約束して帰った。
いよいよという日になったが私は朝から
「お国さんがいかなければいかない」
くりかえしてどうやら一日がくれた。その晩は間のかくれ家から無理やりに茶の間の白洲へひきたて
られてしつしつすすめられたけれど心をきめてがんばってたら兄がいきなり衿くびをつかまえ妙なこと
をしてさんざへたたきつけたあげく続けざまに頬べたを打った。伯母さんは
「この弱い子をどうせるだどうせるだ」
といって
「私がよういってきかせるで」
かばいながら聞へつれて逃げた。 兄は高等中学で柔術をやっていた。明日は頬をはらして食事もせず
にじっと間にひっこんでたら伯母さんは心配して仏様のお供物をこっそり私にたべさせた。
なかかんすけ
(中勘助『銀の匙』)
たくわえ。紅・・・寒中(小寒の始めから大寒の終わりまでの約三〇日)の丑の日に買う紅。
木の実
4 柔術 柔道や拳法といっ
の種の上にあけ、白いのが多く上に出た数を競う遊び。
た徒手武術を指す。
自己分析 解答後に振り返りましょう
5
2
う
3
間間間
12
17
簡単だっ
Sover
M
NUTU
ふつう
年
難しかった
テーマへの
興味・関心
とても
興味がある
ふつう
興味が
もてない
00
読解問題 制限時間内に解きなさい
問1 内容整理 傍線部① 「一大事がおこった」の「一大事」についてU
あてはまる適当な語句を、本文から20字以内で抜き出し、最初と最後の3字を書け
ところ
一大事 学校へあがらなければならないこと
問2現味傍線部② 「あわれな子」という表現についての説明として最も適当なものを次から選
へ。 (50点)
社会になじむことのできない苦しみを主観的に表している。
実際には「あわれ」ではないさまが逆説的に示されている。
大人たちの理不尽な仕打ちに立ち向かう様子を描写している。
自分自身を外部から対象化したかのように表現している。
オ周囲から不当に虐げられているさまが強調されている。
問3 要旨読解 本文で描かれていることとして最も適当なものを次から選べ。 <10点〉
ア 学校という試練への直面と、信じていた友に対して芽生えた不信感。
イ 大人の世界の厳しさと、無垢で身の程知らずだった幼少期の回顧。
しゅうえん
安穏な日々の終焉と、それでも「私」を庇護しようとする伯母の愛情。
恵まれていた幼少期への追憶と、社会を教えてくれた肉親の姿。
オ父母および兄の厳しい仕打ちと、友と過ごした甘美な思い出。
知識問題 解答時間に含みません
問A 意味 次の語句の意味を答えなさい。
1 抗弁 7
~[
2
55
問B 類義語 次の語句の類義語を本文から抜き出し
て答えなさい。
1 美

Lesson
1150*
10分
った。
/30点
(EEE
123
次の文章は、任期満了を間近に控えた電力建設会社総裁の財部と、政府官房長官の秘書である西
尾が会談する場面である。これを読んで、後の問いに答えなさい。
PROVED
た。…….」
「なるほど、それで、 ご用件は?」
西尾は内ポケットから白い封筒をとり出し、封筒の中から便を抜き出して､すこし切り口上になって言
ALL
ET
コ
オープ
PROVED
「本当は官房長官は、直接に総裁にお会いして、懇談をしたいという御気持もお有りだったのですが、何分
にも多忙なものですから、私から口頭で、次のようなことをお伝えして来いという、御命令でございまし
4
読解問題の
難しさ
fff
「長官が申されますには、いろいろ機密を要する事情がありますので、詳細の御説明は出来兼ねるのであり
ますが、現在電力建設会社において計画進行中の九州F~川の電源開発事業は、その工事を是非とも竹田
建設株式会社に請負わせるよう、何分の御配慮をお願い申したい。その為には種々の困難もあることと推
務できるのであるけれども、万難を排して御協力下さるよう、特に要請する。 なおこの件に関しては、大
川通産大臣も万事御承知であることを付け加えて置きます。 …長官からの御伝言は以上であります」
総裁は黙っていた。すぐには返事をする気になれなかった。事情はみんな解っている。長官はこの不正入
札を、何が何でも総裁にやらせようとしているのだった。つまり官房長官と通産大臣と電力建設会社総裁と
竹田建設 四者共謀の汚職事件をやれ......) と云う命令だった。
見ていると西尾秘書官は、用件を記した便をていねいに四つ折りにして封筒におさめ、それを内ポケット 15
トに入れた。口頭で用向きは伝えたが、財部総裁の手もとに証拠の紙片を残さないように、 要心しているの
かと思われた
にしてみれば､予想した通りの用向きであった。 新しい事は何もない。しかしいま改めて官房長官か
らの意向が伝えられると、いよいよ自分としては抵抗し得ない所まで追い込まれたという気持だった。 あと
は二つの道のどちらを選ぶかである。 竹田建設に落札させる方法をとって、総裁の地位にもう四年間居す 20
わるか。それとも青山組に義理立てて引退を覚悟するか。 ······
封筒を内ポケットに収めた西尾秘書官は、今度は別のポケットから紙入れをとり出し、その中から小さな
白い封筒をつまみ出した。それ
に押しやりながら､
それから、これ
にお渡しするようにとのことでした」と言った。
財部が受け取ってみると、中に名刺が一枚はいっていた。他人に花束を贈るときに、花に添える名刺のよ
うに、小型の封筒におさめた名刺だった。 引き出して見るとペンの文字で、
竹田建設のこと、私からも宜しくお願い申し上げます)と書いてあり、印刷した名前は、(寺田峯子) とあ
みねこ
った。
それを見ると総載はかっと頭に血がのぼって来るような気がした。寺田峯子とは、寺田総理大臣の夫人で
ある い女がこんな所まで口を出して来たかと思うと、財部はむらむらと腹が立った。
30
いしかわたつぞうきんかんしょく
(石川達三『金環蝕」)
自己分析 解答後に振り返りましょう
簡単だった
254
N
難しかった
テーマへの
興味・関心
5
興味がある
4
2
5
興味が
読解問題 制限時間内に解きなさい
問1 内容整理 傍線部① 「それで、ご用件は?」について、財部は
れを次の図にまとめたとき、空欄にあてはまる適当な語句を、本文から4字で
すぐには返事をする
気になれなかった
九州FIの電源開発事業を竹田建設に請負わせること
に加担するようにとの要請
問内容説明 傍線部②「かっと頭に血がのぼって来るような気がした」とあるが、ここでの財部の
心情の説明として最も適当なものを次から選べ。 <1点>
ア総理の夫人であることを誇示するあざとさに強く憤っている。
本心を隠した総理夫人の慇懃無礼な態度に、心底あきれている。
ウ総理夫人の分をわきまえない物言いに、怒り心頭に発している。
西尾と連携して自分を責める総理夫人の手口に意気消沈している。
総理夫人の露骨きわまりない攻勢に対抗心をあらわにしている。
問3
表現吟味 本文の表現について述べたものとして適当でないものを次から二つ選べ。 <1点>
ア 西尾の言動とそれに対する財部の反応が交互に並べられ、財部の抱えるジレンマや反発が直接的に示され
ている。
イ証拠を残さないように事案を進めようとする西尾の行動が、 財部の視点から描かれている。
本文中の会話に固有名詞がいくつも出てくることで、事件の概要が浮かび上がってくる。
エ汚職に手を染めることを促された財部が、逡巡しながらも意を固めていくまでの過程が克明に描かれて
しゅんじゅん
いる。
オ 政治の世界での立場の上下関係に翻弄されながら、立場の弱い者が付度せざるを得ない苦悩が描かれてい
そんたく
知識問題 解答時間に含みません
問A 意味 次の語句の意味を答えなさい。
問B
2万難を排して10
切り口
る。
[
対義語 次の語句の対義語を漢字二字で答えな
さい。
1 詳細 7
②1 不正12
[

Lesson
4
学 820字
10分
4.45
/30点
次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
23
EEE
*** APAY
ふと気付くと大学生が一人、隣の車に坐ったところだった。 学生服に折鞄を持ち、無帽である。身
りは見らしくはないが、富裕な家庭の子弟ではないことが分る。 贅沢をして、五目ソバでも食べ
#
14
ようと考えて、この店の扉を押したことが分る。
「困ったことになったぞ」
と、私はおもった。
二十年ほど昔、私自身が学生の頃、こういう立場に追いこまれたことがあったような気持になった。
記憶を探ったが見つからない、しかしその気持だけは鮮明である。
椅子に至った青年の横顔が見える。
やや気取った手つきでメニューを開いた。間もなく、横顔が緊張してゆくのが分った。メニューに
は、料理の金額が記入してある。ところどころ「時価」と書いた項目もある。金のないとき、「時価」1
という文字を見るのはなものだ。私の体験では、それは、途方もなく高価、という替りの文字とし
てか、眼に映ってこない｡
青年の指が、メニューの頁をめくった。頬から顎にかけて並んでいる面皰の痕が、目立つ。 彼は自
分の置かれた事態を察したようだ。 同じを眺めているその時間が、 ひどく長く感じられた。
たちあが
もしも私が彼だったら、どうする。 椅子から立上り、
5
違いをして入ってしまったから、帰る」
と言い残して、戸口に向かう。財布に金が乏しいのは、恥ずべきことではない。場違いの場所で、な
んとか辻褄を合せようとするほうが醜態になる。 しかし、そうと分っても、私が彼だとして、そのよ
うに調達に振舞えるだろうか､舞いにくい年頃といえる。
それが出来ないとすれば
彼の手にあるメニューを、あと二枚ほど繰れば、中華ソバの項目が
出てくる。なるべく襲いソバだけ注文しても、拒否することは店の側としてはできない。
しかし、メニューを閉じて、白いテーブルクロスの上に置いた。
る。興味も動いているのに気付いた。
自己分析 解後に振り返りましょう
B
わりかばん
「だっ
と、私はおもった気分になっているのが分る。
あらためて、彼の面皰の痕に視線を当ててみ
難しかった
よしゆきじゅんのすけ
(吉行淳之介「食卓の光景」)
テーマへの ○
興味・関心
5
興味がある
ふつう
興味が
25
もてな
読解問題 ※制限時間内に解きな
問内容整理傍線部②「横顔が緊張してゆく」について、「私」
めたとき、空欄にあてはまる適当な語句を、本文から3字で抜き出せ。
メニューには高価な品が並ぶ
葛藤
席を立つことができない
を認めて席を立ちたい
問2 内容説明 傍線部 ② 「なんとか辻褄を合せようとする」とはどのようにすることだと考えられる
か。 最も適当なものを次から選べ。 10点〉
ア財布に金が乏しいことを正直に告白する。
店の人に詫びたうえで注文せずに退店する。
ウ懐具合と相談して注文できるものを頼む。
エメニューの同じページをじっと眺め続ける。
予算を度外視して、思う存分料理を注文する。
問3 要旨 本文の特徴として最も適当なものを次から選べ。(1点)
ア 大学生の様子を、自身の若い頃の記憶と重ね合わせて悔やむ｢私」の追憶が綴られている。
つづ
窮地に陥った大学生の混乱を理解しない 「私」の鈍感さが強調されている。
大学生の傍若無人さが、偶然居合わせた「私」の視点から書かれている。
次第に追い詰められていく大学生の様子を、「私」が終始同情的に見つめている。
オ 大学生の困惑をどこか楽しんでいるように、冷めたまなざしで見つめる「私」の視点から語られている。
知識問題 解答時間に含みません
問A 意味 次の語句の意味を答えなさい。
1時価10
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リテラ 速読レッスン 文学 vol2