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エネルギーの総和とありますが、イコール物質の量と考えてかまいません。

例えば、このエネルギー収支を1年間で計測したとしましょう。

Sは、昨年まで生き残った分で、「最初の現存量」です。
生産者から二次消費者まで、どの生物も、Sの記号は現存量を示しています。

太陽放射のうち、光合成に使われたエネルギーは、有機物となり、生産者(主に植物)に使われます。なので、グラフのG0~R0の範囲を下に線を引っ張って、光合成につかわれるエネルギーの範囲と一致しています。

光合成の後、作られた有機物(G0~R0の範囲)のうち、R0は、身になる前に、呼吸基質として消費してしまった「呼吸量」、D0は、一次消費者に食べられる前に、死んでしまった「死亡・枯死量」です。

C0は、草食動物などの一次消費者に食べられてしまった分の「被食量」です。
そして、生き残った分(G0)が、次の年の現存量に加わる部分の「成長量」です。

さて、一次消費者についてですが、S1は、生産者と同様、昨年まで生き残った分の「最初の現存量」です。そして、生産者のC0分を新たに食べました。それのうちわけが、G1~F1だよ、ということを示しています。

では、そのうちわけですが、C0分を食べました。しかし、口に入れたはいいが、消化吸収されずに外に出てしまった分があります。それが、F1の「不消化排出量」。それ以外は、消化吸収されたもの(G1~R1)です。R1は、植物と同様に、身にならずに呼吸基質として消費してしまった「呼吸量」、D1は、消化吸収して、身となったが、二次消費者に食べられる前に死んでしまった分の「死亡・枯死量」です。そして、二次消費者に食べられてしまった分がC1で、食べられることなく、生き残ったものがG1で、次の年の現存量に加わる「成長量」になります。

では、(4)で求められているものですが、これは、一次消費者以降のGDRFをすべて足し算してあげたとき、生産者の何と一致するか、です。

一次消費者のG1~F1があり、C1は、二次消費者に食べられた分でしたが、それは二次消費者のG2~F2になります。C2として、三次消費者に食べられて..と続きますが、最高次の消費者は、他の生物に食べられないので、Cはありません。

なので、図示できなくて申し訳ありませんが、一次消費者のG1→G2→C2は最高次の消費者へ→D2→R2→F2→D1→R1→F1と足し合わせていくと、その範囲は、生産者のC0と等しくなることが分かるでしょうか。

まぁ、一次消費者は、生産者を食べるしかエネルギー(有機物)を得られないし、二次消費者は一次消費者(主に動物)を食べるしかないので、そのエネルギーの総量は、元をたどると、最初に食べられた生産者の分しかない、ということになる訳です。

(5)は、SGCDRFの内容が分かったところで、分解者に分解されそうなものはどれでしょう?
答えは、不消化排出量のF、死亡・枯死量のDですね。

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