✨ ベストアンサー ✨
最初に培養を始めた10の6乗個の細胞の細胞周期がすべて同期していて、たとえば、培養開始時点で、すべての細胞がG1に入ったところだとしましょう。それで図1のグラフに増殖を描いてみてください。分裂するのは20時間後だから、グラフは、開始から20時間まで横直線で、20時間の時点で一気に2x10の6乗まで上がりますよね。40時間後、60時間後も同様になり、階段状のグラフになると思います。この場合、0-20時間の2点間、20-40時間の2点間といったあたりが細胞周期を測る区間になります。
次に、新たな培養として、同じく10の6乗個の細胞だが、培養を開始する時に、半分の細胞がG1に入ったところから、残りの半分は、細胞周期の半分まで進んだ細胞だったとして、グラフを描いてみてください。今度は、まず、細胞周期の半分まで進んでいた細胞が、10時間後に分裂するから1.5×10の6乗個に上がり、20時間後にのこり半分の細胞が分裂するので2x10の6乗個に上がります。この場合、細胞周期を測るには、先ほどの区間に加えて、10-30時間の2点間、30-50時間の2点間という具合に、測定区間が増えているのが分かります。
同様に、10の6乗個で培養を開始するときに、細胞周期をずらした細胞を増やしていくと、細胞周期を測る区間が増えていくことになります(グラフとしてどんどんなめらかな曲線になっていく)。結果として、培養した細胞の細胞周期がそろっていないということは、細胞が2倍になるところならば、どこの2点間を取っても、細胞周期が測れるということになるわけです。
すみません、文章だと伝えにくいのですが、分かってもらえたでしょうか。
すごくスッキリしました✨
自分でもわからないところを説明するのに苦労したのですが、細かい説明で納得できました!ほんとにありがとうございます!!