1700年代後半からの一連のフランス革命を収束させたナポレオンが、ロシア遠征(モスクワ遠征)で敗北するまでの間にヨーロッパ全体へと侵略戦争を起こしました。
「トラファルガーの海戦」でこそイギリスに敗北しますが、フランス革命を経てナショナリズムの高まったフランス軍は破竹の勢いでヨーロッパを蹂躙しました。
しかし、フランス領や服属国を広げる一方で征服地では自由・平等の精神とナショナリズムが広がっていきました。なぜなら自分達を征服したフランスこそ、フランス革命でナショナリズムを獲得し王を倒すことで最強になったからです。征服されたとはいっても形式上「王」は存在しますから、民衆としては王を倒してフランス同様国力の増大、近代化を欲したのです。
結局、「ウィーン会議」および「ウィーン体制」でこれらの思想は弾圧され、殆どの革命運動は失敗に終わりますが、各国でナショナリズムが高揚した理由はフランス革命とその後のフランスの強さが原因でしょう。
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