演習問題
52 [DNA・RNAの塩基組成] (p.52)
解答
問 1.⑧ 問2.⑥ 問 3.③ 問4.⑤
リード文 Check
次の文章を読み, 下の問いに答えよ。
A
あるmRNAについて, これを構成する4種の塩基の分子数の割
合 (塩基組成) を調べたところ アデニン (A) が20%, グアニン (G)
とシトシン (C) がいずれも22%であった。 このmRNAを転写した
元のDNA鎖を鋳型となったDNAといい、このmRNAと同数の
塩基が含まれているものとする。
問5.④
ベストフィット
AmRNAは1本鎖なので, ウラ
シルの割合は100% からアデニ
ン,グアニン、シトシンのそれ
ぞれの割合を引いて求められる。
回鋳型となったDNAの塩基組
成は, A (36%), T (20%), G (22
%), C (22%) となる。
BA
正
Check
問1鋳型となったDNAの塩基組成のうち, アデニンの割合として最も適当なものを、次の①~ ⑩
のうちから一つ選べ。
1.0%
4 22 %
5 25 %
628%
② 20% ③ 21%
⑦ 30% (8) 36% 940 %
⑩ 42%
11 50%
12 56%
mRNAの塩基は,A (20%), G (22%), C (22%)なので, U(ウラシル) は, 100- (20 + 22 + 22) =
36%となる。鋳型となったDNAのA (アデニン)は,mRNAのUと相補的に結びつくので,36%とな
る。 したがって, ⑧が正しい。
問2 鋳型となったDNAが相補的なDNAと2本鎖を形成したとすると,この2本鎖DNAの塩基
組成のうち,アデニンの割合として最も適当なものを、問1の①〜⑩のうちから一つ選べ。
①0%
(2) 20%
(5) 25 %
628%
③ 21%
940 %
④ 22%
d
10 42%
⑦ 30%
Ace
1 50%
36%
1⑩2 56%
The
TELE
鋳型となったDNAの塩基組成は,A (36%), G (22%), C (22%), T (20%) となる。 したがって、
相補的なDNAの塩基組成は,A (20%) G (22%), C (22%), T (36%) となる。 この2本鎖DNAの
A (アデニン)の割合は, (20+36) 2= 28%となる。したがって, ⑥が正しい。
問3 問2の2本鎖DNAの塩基組成について, (A + G) / (T+C) の値はいくらか。 最も適当なも
のを次の①~⑥のうちから一つ選べ。
⑥ 1.3
① 0.8
② 0.9
③③ 1.0
④ 1.1
⑤ 1.2
TRAN
問2の2本鎖DNAに限らず,すべての2本鎖DNAでは「Aの割合=Tの割合」, 「Gの割合=Cの
「割合」なので, (A + G) / (T+C) = (A + G) / (A + G) = 1 となる。
問4 このmRNAのある領域Xでの塩基配列が 「AUGCU」であることがわかった。領域Xの鋳型
となったDNAの塩基配列として最も適当なものを、次の①~⑥のうちから一つ選べ。
① ATGCT ② AUGCU 3 CGATG ④ GCTAC ⑥⑤ TACGA 6 UACGU
「mRNAの塩基→鋳型のDNA」で表すと,「A→T」「U→A」 「G→C」 「C→G」 「U→A」となる
から ⑤ の TACGAが正しい。
AA
わかりました!回答ありがとうございます(^ ^)