グリニッジ標準時は世界の時刻の基準になるもので、経度0度を基準に設定されています。
標準時は、世界の各地域における時刻です。
たとえば、日本の標準時は、東経135度の地点で南中になったときを正午となるように考えて設定されています。
もともと、日本では時刻は各地でバラバラでした(日の出、日の入りや南中時刻が違うから)が、日本全国の標準時を設定することになり、グリニッジ標準時との時差が計算しやすい東経135度を基準にした時刻を日本の標準時として設定しました。
世界の各地でも、標準時が設定されています。
そうですね。グリニッジ標準時が午前9時だと、日本の標準時は午後6時ですね。
同様に、アメリカの東部標準時とか、オーストラリアの西部標準時とか、それぞれの地域に標準時があります。
グリニッジ標準時はロンドンを基準に考えた時の各国の時間という意味なんですか?完全にまだ理解出来てないです、。
ただの「標準時」は、各国、各地域で設定した時間です。
グリニッジ標準時は、世界の時間の基準になっている標準時です。
世界各地で標準時を設定するときに、基準になる時間があれば、お互いの時差が計算しやすくなるからです。
例えば、日本の時間をどう設定するか。
首都である東京で、太陽が南中の位置に来た時を正午と設定してもいいですよね。
でも、それだと、グリニッジ標準時との時差が、9時間時ちょうどではなく、9時間と19分くらいになってしまいます。
それでは、外国の時間との計算が面倒になるので、東経135度で太陽が南中の位置に来た時を正午となるように時間を設定しています。
東京の人からすると、太陽が少し西に傾き始めてから正午になっています。
国によっては、中途半端な時間を標準時に設定しています。
たとえば、ネパールはGMT+5時間45分です。
これは、ネパールの標準時を5時間にしても6時間にしても、太陽が南中の位置に来る時とズレているからです。
首都のカトマンズが東経85度くらいで、「南中時刻」に忠実に考えたら中途半端な時間になってしまいます。
GMTとの計算が比較的しやすいように、3/4時間=45分というふうに設定しています。
グリニッジ標準時がそうゆうものだと、例えば、経度0度の時刻が午前9時の時、日本は午後6時ということですか?