国語
中学生
来週までに書かないといけなくて、分からないので教えて欲しいです🙇♀️答えだけでもいいので…💦
握手
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0E ルロイ修道士がした上川君の話は、どんなことの例として話されたもので
練習問題3
教科書 PHg2~P2d3
1次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。
「それはもう、こうやっているときに決まっています。天使園で育った子供」
が世の中へ出て、一人前の働きをしているのを見るときがいっとう楽しい。
ー線「もちろん知っている」とありますが、「わたし」はなぜ上川君の
何よりもうれしい。そうそう、あなたは上川君を知っていますね。上川一雄
ことをよく知っているのですか。三十字以内で書きなさい。
君ですよ。」
もちろん知っている。ある春の朝、天使園の正門の前に捨てられていた子5
だ。 捨て子は春になるとぐんと増える。陽気がいいから、発見されるまで長
る ャ
くかかっても風邪を引くことはあるまいという、母親たちの最後の愛情が春
を選ばせるのだ。捨て子はたいてい姓名がわからない。そこで、中学生、高
校生が知恵を絞って姓名をつける。だから、忘れるわけはないのである。
「あの子は今、市営バスの運転手をしています。それも、天使園の前を通っ0
ロの
|線「なにも、父子二代で天使園に入ることはないんです」という言
ている路線の運転手なのです。そこで、月に一度か二度、駅から上川君の運
転するバスに乗り合わせることがあるのですが、そのときは楽しいですよ。
葉から、ルロイ修道士のどんな考えが読み取れますか。最も適切なものを次
のうちから選び、記号で答えなさい。
まずわたしが乗りますと、こんな合図をするんです。」
ア 自分が親のいない悲しさを味わったことで立派になれたからといって、
ルロイ修道士は右の親指をぴんと立てた。
子供に同じ境遇を味わわせる必要はない。
「わたしの癖をからかっているんですね。そうして、わたしに運転の腕前を5
ィ 児童養護施設としてどんなに優れていても、わざわざ子供まで入れるほ
見てもらいたいのでしょうか、バスをぶんぶん飛ばします。最後に、バスを一
どよいところではない。
天使園の正門前に止めます。停留所じゃないのに止めてしまうんです。上川一
ウ親のいない悲しさを知っているなら、同じ思いを自分の子供にも味わわ
君はいけない運転手です。けれども、そういうときがわたしにはいっとう楽
せるようなことはしないでほしい。
しいのですね。」
工 自分が天使園で幸せに育つことができたからといって、子供まで天使園
「いっとう悲しいときは……?」
に入れるのは甘えすぎだ。
「天使園で育った子が世の中に出て結婚しますね。子供が生まれます。とこ
ろがそのうちに、夫婦の間がうまくいかなくなる。別居します。離婚します。
-線「にぎやかな天国へ行くと思うほうがよほど楽しぃ」という言葉
には、ルロイ修道士のどんな姿勢が表れていますか。最も適切なものを次の
ロマ
やがて子供が重荷になる。そこで、天使園で育った子が、自分の子を、また
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もや天使園へ預けるために長い坂をとほとほ上ってやって来る。それを見る
うちから選び、記号で答えなさい。
をリ
ときがいっとう悲しいですね。なにも、父子二代で天使園に入ることはない。
ア 楽しくにぎゃかであればよしとする享楽的な姿勢。
Rです。」
ィ 波風たてず物事をまるく収めようとする消極的な姿勢。
ルロイ修道士は壁の時計を見上げて、
ウ 何事もよいほうに考えようとする前向きな姿勢。
「汽車が待っています。」
工何事も流れに任せようという投げやりな姿勢。
と言い、右の人さし指に中指をからめて掲げた。これは「幸運を祈る」「しっ
かりおやり」という意味の、ルロイ修道士の指言葉だった。
上野駅の中央改札口の前で、思い切ってきいた。
「ルロイ先生、死ぬのは怖くありませんか。わたしは怖くてしかたがありま
せんが。」
-線「わたしは右の親指を立て……腕を上下に激しく振った」という
行動から、「わたし」のどんな心情が読み取れますか。適切なものを次のうち
から二つ選び、記号で答えなさい。
かつて、わたしたちがいたずらを見つかったときにしたように、ルロイ修
A 国)
ィ 失望
同情
道士は少し赤くなって頭をかいた。
「天国へ行くのですから、そう怖くはありませんよ。」。
「天国か。本当に天国がありますか。」
H 盤
ロ(
)ロ(
ロの
|線「ルロイ修道士は顔をしかめてみせた」とありますが、このとき
「あると信じるうが楽しいでしょうが。死ねば、何もないただむゃみに寂
の。
しいところへ行くと思うよりも、にぎやかな天国へ行くと思うほうがよほど
のルロイ修道士の気持ちとして最も適切なものを次のうちから選び、記号で
答えなさい。
楽しい。そのために、この何十年間、神様を信じてきたのです。」
ア死が迫っていることを自覚させられ、恐怖を感じている。
わかりましたと答える代わりに、わたしは右の親指を立て、それからルロ
ィ「わたし」の思いを受け止めたうえで、照れを隠している。
イ修道士の手をとって、しっかりと握った。それでも足りずに、腕を上下に
ウ 教え子と自分の立場が逆転したことに対して、不愉快に思っている。
激しく振った
工病人の手を強く握る「わたし」の思いやりのなさに対して、腹を立てて
「痛いですよ。」
Sる°
ルロイ修道士は顔をしかめてみせた。
上野公園の葉桜が終わる頃、ルロイ修道士は仙台の修道院でなくなった。
ロに
-線「わたしは知らぬ間に、両手の人さし指を交差させ、せわしく打
まもなく一周忌である。わたしたちに会って回っていた頃のルロイ修道士は、
ちつけていた」とありますが、ここから「わたし」のどんな心情が読み取れ
身体中が悪い腫病の巣になっていたそうだ。葬式でそのことを聞いたとき、
わたしは知らぬ間に、両手の人さし指を交差させ、せわしく打ちつけていた。
ますか°
(井上ひさし『握手」)
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