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名詞の前置修飾と後置修飾の基本的な違い
という視点から答えると、
前置修飾は時制を持たない/後置修飾は時制を持つ
ということが言えます。
なぜかというと後置修飾は
[関係代名詞+be動詞]の省略だからです。
形容詞に限らず、分詞やto不定詞の後置修飾とかも同じです。名詞を後ろから修飾するタイプのものは全てこれです。
ひまわりさんの挙げている表現は
all the people [who are] present ということです。
「(現在)出席している全ての人」
名詞を前から修飾する場合は、
語順的にどうしても[関係代名詞+be動詞] の省略を読み取ることはできませんよね。
ですから、
意味を考えたときにどうしても時制にとらわれざるを得ない表現は、名詞を後ろから修飾することになるのです。
逆に時制にとらわれる必要のないような内容の場合は前から修飾します。だから、前置修飾は「話し手がその名詞に持たせたい基本的な性質」を表す側面が強くなります。基本的な性質ということは、いつでも成り立つということだから、時制は関係なくなりますよね。
もしくは意味的にどう考えても時制という考え方がそぐわない表現か、どちらかだと思っておくと良いでしょう。
同じような表現に
the room available 「(いま)利用できる部屋」
とかもありますね。
ちなみに
学校で名詞を修飾する分詞の語順を習うときに
「一語だったら名詞の前」「二語以上なら名詞の後ろ」
と教わることが多いのですが、
これは「そうなることが多いよ」という経験則を言ってるだけで、絶対ではありません。
前置修飾と後置修飾は、単語の数とかではなく、意味の違いがありますので、何語になろうが、名詞の前に付くことも後ろに付くこともあります。