看護
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教えてください‼️解剖学です。

①気管支について正しいのはどれか
a粘膜上皮には鞭毛がある
b分岐角は右のほうが大きい
c第五頸椎の高さで左右に分かれる
d肺門に入ると右3本、左2本の呼吸気管支に分岐する
e心臓の前方に位置する

②膀胱について誤っているのはどれか
a男性の膀胱は直腸に接する
b男性の尿道は前立腺の中を通る
c男性の尿道は女性に比べて短い
d膀胱括約筋は平滑筋からなる
e膀胱三角の粘膜にはヒダがない

③前立腺について誤っているのはどれか
a膀胱の直下にある
b射精管が通っている
c尿管が通っている
d外分泌腺がある
e直腸診で触診できる

④内分泌腺とその位置の組み合わせについて誤っているのはどれか
a上皮小体-甲状腺の全面
b下垂体-トルコ鞍の上面
c松果体-間脳の背面
d副腎-腎臓の上面
e胸腺-胸骨の背面

⑤内分泌腺と外分泌腺の両方をもつのはどれか
a上皮小体
b下垂体
c松果体
d副腎
e腎臓

解剖学

回答

⑤内分泌腺と外分泌腺の両方をもつのはどれか

a上皮小体
→❌
内分泌腺

b下垂体
→❌
内分泌腺

c松果体
→❌
内分泌腺

d副腎
→❌
内分泌腺

e腎臓
→⭕️

質問としては一般的ではない。
一般的なものとしては膵臓が挙げられる。
膵臓が消化系の十二指腸に膵液を分泌。(外分泌)
膵臓がランゲルハンス島からインスリンを分泌。(内分泌)

その他に肝臓、腎臓、そして性腺が挙げられるが的確ではないように思える。

肝臓:外分泌機能は胆道を通る胆汁の分泌です。
   内分泌機能は骨格成長に必要なIFG(インスリン様成長因子)を放出することです

腎臓:外分泌機能は骨盤を通しての尿の分泌です。
   内分泌機能は、3つのホルモンの産生と分泌です。エリスロポエチン、カルシトリオール、レニン(厳密には酵素ですが機能的にはホルモン)

精巣:外分泌機能は輸精管を介した精子の分泌です。
   内分泌機能はテストステロンの生産です

卵巣:外分泌機能は排卵です。
   内分泌機能は、エストロゲンとプロゲステロンの産生です。

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④内分泌腺とその位置の組み合わせについて誤っているのはどれか

a上皮小体-甲状腺の全面
→❌
上皮小体(副甲状腺)は甲状腺の背面に位置し、上下一対で4個ある。
腺細胞が集まっており、その間には毛細血管が発達する。
※腺細胞にはホルモン(パラソルモン)を分泌する主細胞と、ミトコンドリアを豊富に含む酸好性細胞がある。

b下垂体-トルコ鞍の上面
→⭕️
下垂体は脳底部で漏斗を介して視床下部につながり、頭蓋骨底のトルコ鞍(下垂体窩)に乗る。
※視交叉の後方に位置する。

c松果体-間脳の背面
→⭕️
松果体は間脳の背面、第3脳室中央の後上壁から後方に突出する小体で、表面は脳軟膜に包まれる。
※7歳前後で最も発達する。
松果体の実質は多数の小葉に分けられ、小葉は神経膠細胞と松果体細胞(メラトニンを分泌)からなる。
※松果体は年齢とともに退行変性し、脳砂(カルシウムの沈着)を生じる。

d副腎-腎臓の上面
→⭕️
副腎は左右一対あり、腎臓の上端に接する。
中胚葉性で表層の皮質(約80%)と外胚葉性で中心部の髄質に分けられる。

e胸腺-胸骨の背面
→⭕️
胸腺は胸骨の後ろ、心臓の前上方に位置する左右一対の器官。

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③前立腺について誤っているのはどれか

a膀胱の直下にある
→⭕️

b射精管が通っている
→⭕️

c尿管が通っている
→❌
尿管は、腎孟から膀胱へ尿を運ぶ長さ30cm程の管である。

d外分泌腺がある
→⭕️

e直腸診で触診できる
→⭕️

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②膀胱について誤っているのはどれか

a男性の膀胱は直腸に接する
→⭕️

b男性の尿道は前立腺の中を通る
→⭕️

c男性の尿道は女性に比べて短い
→❌

口男性の尿道は長くS状を呈し、前立腺を貫いて尿道海綿体の中を走り、外尿道口へ開く。
※途中で(射精)管と合流する
口女性の尿道は短く直線的である。
※男性:約18cm、女性:約3cm

d膀胱括約筋は平滑筋からなる
→⭕️

e膀胱三角の粘膜にはヒダがない
→⭕️

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①気管支について正しいのはどれか

a粘膜上皮には鞭毛がある
→❌
粘膜上皮は鼻腔と喉頭と同様の多列線毛からなる。

b分岐角は右のほうが大きい
→❌
右(主)気管支は気管に対し約25°の角度で分岐する(内径15mm,長さ3cm)。一方、左(主)気管支は心臓との位置関係から気管に対して約45°の角度で分岐する(内径12mm,長さ5cm)。
右気管支は左気管支より太く、走向も垂直に近い。

c第五頸椎の高さで左右に分かれる
→❌
気管は輪状軟骨下縁(第6頚椎の高さ)に始まり、胸骨角平面(ルイ角平面;第4~5胸椎の高さ)付近で
左右の主気管支に分かれる(注:深く息を吸うと気管分岐は第6胸椎レベルまで下がる)。

d肺門に入ると右3本、左2本の呼吸気管支に分岐する
→⭕️

e心臓の前方に位置する
→❌
後方に位置する。

縦隔(左右の肺、胸骨、脊柱、横隔膜で囲まれた領域)
口上部:気管、食道、胸管、大動脈弓、腕頭静脈、上大静脈、胸腺、迷走神経、横隔神経など
口前部:胸腺、リンパ節など
口中部:心臓、上行大動脈肺動・静脈、上大静脈、横隔神経気管分岐部など
口後部:食道、気管支、胸管、迷走神経、奇静脈・半奇静脈、胸大動脈、交感神経幹など

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