「力足らざる者は、中道にして廃す。 今女は画れり」
(ちからたらざるものは、ちゅうどうにしてはいす。いまなんじはかぎれり)
うまくできないことを、自分の能力がないせいだと言いはる弟子に対して孔子が言ったことばです。
だいたいの意味は、
「力が足りなかったら、いけるところまでいって、力尽きるだろう。今、そなたは自分の能力を見限っている」
となります。
自分が能力がないときめつけて努力しないでいるのはもったいない。まだ、自分には可能性があり、未来もある。努力するだけ努力してやろう、と思える一節だと思います。
最近、「努力って、むくわれないんですかね」
と言う人がいました。どんな人でもミスはします。
努力は必ず報われるわけではありません。
でも、努力しないで報われることは決してありません。
そう思うと、がんばれそうなきがします。
私は受験のとき、この言葉に救われました。