✨ ベストアンサー ✨
1336年から1392年までのおよそ56年間を、南北朝時代といいます。
ことの発端は、後醍醐天皇が自ら政治の実権を握っていた「建武の新政」が、たった3年で崩壊してしまったこと。
武士の地位が下がっていくことを危惧した足利尊氏は、次の天皇として光明天皇を擁立し室町幕府を樹立しました。これに対抗した後醍醐天皇は、京都を抜け出して奈良の吉野へ行き、「南朝」を開くのです。京都の「北朝」と吉野の「南朝」が並立することになり、それぞれが正当性を主張して衝突。全国の武士たちも「北朝」と「南朝」のいずれかについて、激しい戦乱が巻き起こりました。
ちなみに「南北朝時代」と呼ばれるようになったのは後世になってからのこと。奈良の興福寺に伝わる『大乗院日記目録』のなかに「一天両帝南北京也(南北の京にそれぞれ帝がいる)」という記述があったことから、中国の魏晋南北朝時代になぞらえて「南北朝時代」と呼ばれるようになりました。
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いえいえ(*≧∀≦*)
わざわざ長文でありがとうございます!