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ここでは、がん細胞と正常細胞を比べてみて、両者の間で違う発現のパターンを見せている遺伝子BとCが「がんに関連している可能性がある」と言えそうです。
もう少し細かく説明しますと、、、
すごく単純化して「がん」に注目しながら遺伝子を分類すると、
(a) 癌化を促進する遺伝子(正常な細胞には少なく、がん細胞に多く発現)
(b) 癌化を抑制する遺伝子(正常な細胞に多く、がん細胞に少なく発現)
(c) 細胞が生きていくのに必要な遺伝子(正常な細胞とがん細胞の両方に必要で、同じ量が発現。ハウスキーピング遺伝子と呼ぶことも)
になります。
例えば、(a)の発現が増えても、(b)の発現が多ければ、がんが出来にくかったり、がんの進行が遅かったりします。逆に(b)の発現が減ると、がんが出来やすくなったり、がんの進行が早くなります。
そういう意味で、(b)は正常細胞に多く発現していますが、「がんに関連している」と言えます。
- AとDは黄色、つまり赤(がん細胞)と緑(正常細胞)で同じ量が発現しているということなので、(c)のタイプ。
- Bは赤ですので、がん細胞に多く発現している(a)のタイプ。
- Cは緑ですので、がん細胞で発現が減ってしまっている(b)のタイプ。
ということで、BとCが答えになるのではないかと思います。
なるほど、理解できました。
詳しく解説していただきありがとうございます。