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おそらく使用言語の違いが大きな要因ではないかと思います。
まだゲルマン人の大移動が始まる前の四世紀前半におきまして、とは言っても既にローマ帝国と境が接している時期ではありますが、当時はアリウス派の全盛期でしたから、あるウルフィラ(Ulfilas)というゴート人がローマ帝国のアリウス派の「ニコメディアのエウセビオス」という人の下で学び、それを持ち帰って布教したのが主な原因と言われています。
しかしながら、ローマ帝国の公用語はラテン語やギリシャ語であったのに対し、ゲルマン人の使用言語は無論ゲルマン語派、ゴート人ならばゴート語でしたから、ウルフィラはわざわざゴート文字という文字をつくって聖書を翻訳し布教しました。ゲルマン人にとってはアリウス派の彼が説いた聖書の内容=キリスト教みたいなものですから、その後四世紀後半からゲルマン人の大移動が終わるまでの約200年間はアリウス派が残り続けたという感じだと思います。
勿論諸説ありますので、ご参加までにお願い致します。
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